
中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案への反対運動をきっかけとする、香港の抗議運動の大規模な集会や示威行動が止むことがない。
昨日は170万人を超える巨大な示威行為となった。中国は彼らが暴力的行動に変わるのを待っている。現在の示威行為なら武力介入はできない。
抗議行動が次第に巨大化し民主的な権利の拡大を求める、さらに広範囲人たちを巻き込み拡大したことで、香港は前例のない政治危機に陥っている。デモ隊との衝突で催涙弾やゴム弾、警棒で攻撃した警察の威圧的な姿勢を受け、デモ参加者らの間で怒りが高まっている。一部の警察などへの攻撃はあるが、全体的には穏健である。
香港の人達がこうした政府側の挑発に乗らないで欲しいと思う。こうした行動を継続することで、習近平政権は要求を少なくとも一旦認めざるを得ないことになるだろう。一国二制度は必ずどこかで矛盾が生じる。それより、習近平政権の漢民族による独裁的政治体制に抑圧されている、少数民族派のエールになればいいだろう。
国内では全く報道されていないが、30年目の天安門事件を手法を用いたいのであろうが、報道の抑制が香港には効かない。内政問題と国際的に主張するのにも限界がある。武力介入すれすれの現在活動を支援したい。それにしても、これほど巨大な抗議デモ、香港国民の怒りを受け止めることのできない、中国の政治体制に未来はあるのだろうか。
