そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

じゃあこれから「ガースー」と呼びましょうか

2020-12-12 | 石破茂

「私がガースーです」と、笑いを誘った発言したのが周囲は苦笑するばかりであった菅義偉首相である。これは昨日(11日)インターネット動画サイトのニコニコ生放送で行われた「菅義偉総理が国民の質問に答える生放送」で、冒頭こう言ったのである。
ロクにメディアにも顔出さず、こんなところと言ってはニコニコさんに失礼になるが、たまたまNHKに出たと思ったら予定外の質問に言葉に詰まり、職員に抗議させる始末である。こんなノーテンキな発言をしてしまって、空気が読めないというレベルではなく、国権の長たる器ではないうことである。
予測した通りに冬を迎え、爆発的に感染者が増えている新型コロナウイルス(covid19)であるが、新規感染者が連日最高の数字を示していても、ガースーの肝煎り政策でもあるGo-Toなんとかの一時停止については、「考えていない」と否定した。なんとも融通の利かない、固定疑念の塊のような男である。
移動によって感染が広がったという、エビデンスはないと言い続けてきたが、お抱えの新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ですら、もうやめていただきたいと提言するまでになっている。ところが、ガースーは「移動では感染しないという提言もいただいていた」とニコニコで発言している。都合のいい情報しか採用しない、その結果現実を見ないことになる。
ドイツのあの冷徹なメルケル首相が、熱く勿論原稿などのに頼ることない非情な声を絞り出すように、「家族を守るために、クリスマスの集まりを止めてください。毎日560人も死ぬことを容認できないのです。人との接触を避けてください」と、魂の訴えを国民に向けて行った。
日本の政治家にメルケル首相のように、現実をしっかり認識し、やるべきことが何かを訴えるな演説が出来る資質を持つ政治家は見当たらない。
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