そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

二千万トンに及ぶ飼料用穀物の家畜給与が食料自給率を下げている

2020-12-13 | アニマルウエルフェアー

47ニュースの「ニワトリの閉じ込め飼育続ける日本」が、アキタフーズが何故歴代の農水大臣たちに長年にわたって献金し続けなければならなかったがよく判ると思います。ここの記事の報告はかなりいい方でないかと思われます。ここでは500日で廃鶏にされるとされていますが、現実は1年以上飼育される採卵鶏はあまりいません。かなりの数が死んでいますから、たまたま生き残っているの600日ということでしょうかね。
当方は夜は電気を切っていますというのが、鶏に優しい飼い方していますというのである。多くの消費者が驚かされるような悲惨な現状を知っていただきたいと思う。
それは豚も牛も大規模畜産は共通して、大量の穀物給与を前提に規模拡大をしています。彼女達が食べるほぼアメリカから無関税で輸入される飼料用穀物は、例外なく遺伝子組み換えであって、どのような化学肥料や農薬や除草薬など使っているか全く不明である。こうした代表がコーン(トウモロコシ・メイズ)ですが、人間の食品にも大量に、添加物として使われています。HFCS( High Fructose Corn Syrup)として、人が最も甘いと感じる果糖として日常的に私たちの口に入ってきます。果糖が人に与える最大の作用は肥満です。果糖はブドウ糖と同じ分子量ですが、肝臓に蓄えられる性質があるのです。、
折角大地から得たカロリーを、牛肉では30分の1に、豚肉では20分の1に、牛乳では12分の1に、卵ですら10分の1に落として人の口に入っています。膨大なこのロスをなくせば、地球上で3億ともいわれる飢餓人口を簡単に救うことができます。食料は貧富の差に応じて均等に配分はされていません。

日本は飼料用穀物をほぼ2000万トン輸入しています。そして食用にはこの半分量1000万トンが輸入されています。国内はお米など1000万トン近くの穀物を生産しています。つまり日本では人間とほぼ同量の穀物を家畜に与えているのです。
世界では3億人の飢餓がいる一方で、先進国の家畜たちは生理に合わない穀物を与えられて肥満状態いあるのです。家畜たちは、肉や玉子や牛乳など畜産品を生産する機械として酷使され、生命あるこ個体として扱われていないのです。近年様々な家畜伝染病が話題に上りますが、それらはほぼすべてこうした近代化、機械化された大型畜産の使用形態で起きているのです。
私たちはそれに疑義を唱えるべく、家畜を命ある個体として扱うように訴えています。アニマルエルフェア日本語では、家畜福祉と呼ばれています。FUではこの観点から、採卵鶏ではケージ飼いが禁止されますが、日本でのこうした動きを封じたいのが、アキタフーズのような大規模養鶏企業です。(農家ではありません)
コメント (1)
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