そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

虚偽答弁の定義などと馬鹿話を持ち出す官房長官

2020-12-28 | 石破茂

加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、安倍晋三前首相の国会答弁の誤りを、野党が虚偽答弁と批判していることに関し「何をもって虚偽答弁というかについては、必ずしも固定した定義が国会にあるとは承知していない。使われる文脈で判断するものだ」と述べた。
こんな言葉の遊びを引き出してまで、なぜ安倍晋三をかばうのか?
定義されていないから、事実と異なる答弁を繰り返しても良いはずがない。虚偽答弁の定義など必要ない。必要なのは国民から信頼されることである。定義云々(うんぬんです、デンデンではありません)を引き出して、言葉遊びで翻弄するのは隠さねばならない事実があるからに他ならない。
政治家は言葉であるとはよく使われるが、定義を求めているわけではない。それでも加藤の発言の目的は明快である。安倍晋三の擁護であることは、誰の目にも明らかにも拘らず言葉で翻弄し、惑わそうとするのである。「文脈」などという違和感を抱かせる言葉が象徴的である。
最高の国権の場で118回も、事実と反する答弁をしたことを論じられては困ることがあるのだ。ならばその文脈とやらを検討してみようではないか。政府の公的行事を私的な催しに、恣意的に周辺に人材を募り(募集したのではなく)飲み食いさせた。自分の選挙民に利益誘導した。だからうそを付いたのである。秘書がやったというのも嘘である。ポケットマネーを使ったことを見ても明らかであるが、安倍晋三が直接指示したというのが最も解り易い「文脈」が浮かび上がってくる。
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