そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

菅政権初の国政の三選挙区、自民党の圧倒的な大敗を望む

2021-04-21 | 石破茂

菅義偉が首相に就いて初めての国政選挙が三選挙区で行われる。衆議院北海道2区の補選、参議院長野補選、参議院広島再選挙である。
北海道2区は、養鶏業者が世界の流れに抗するべく農水大臣吉川貴盛に金を渡してお願いした事件である。吉川は心痛のためか入院手術している。政治家として最低の行為である。安倍晋三や甘利明よりましなのは、仮病を装うことなく罪を認めてあっさり議員辞職したことである。自民党はここには推薦者を含めて候補者を立てなかった。鈴木宗男が維新だの大地だのと名乗って暗躍しているが、野党は共闘が成立しているので野党共闘が有利ではある。
河合案里が旦那と組んで見事な選挙違反をしている。買収行為の原資は自民党が安倍晋三の計らいで二階俊博が配った1億5千万円である。これは政党交付金が元手になっていると思われ、これほどの大金を選挙で使うことはできない。夫がばら撒いたとみるのが正しかろう。自民党幹部総動員して、菅義偉などは何度も駆けつける異常事態である。現職の候補を抱えながらのこうした行為は明らかに、党の意思とみるべきである。案里は早々と犯行を認め、旦那なの克行も全面否定を一転している。
こんな金にまみれ、安倍晋三に怨念に付き合わされた広島県下全域に及ぶ買収事件、しかも地方自治体の首長や議員や県議たちのポケットに国民の税金をねじ込んだ事件、その主犯の自民党が恥ずかしげもなく候補者を立て来る厚顔無恥さ。
本来なら、安倍晋三自民党総裁、二階俊博自民党幹事長が逮捕されてしかるべき選挙違反、買収事件である。広島選挙区で自民党候補が勝利するようなことがあっては、日本の民主主義の恥、広島県民の恥である。噂では自民党候補者が善戦していると聞く。恥ずかしくてならない。
最も短期な首相であった羽田孜の長男が新型コロナで急死し、次男が弔いの理候補をした長野補選は、野党共闘が順調で野党が勝利が固いと思われる。自民候補を圧倒して頂きたいものである。三選挙区で大人の姿勢を見せたのが共産党である。特に北海道2区の野党と言っても右寄りの候補者をよく黙って推薦したものである。
国政三選挙での自民党の圧倒的大敗を期待する。
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