菅政権初の国政の三選挙区、自民党の圧倒的な大敗を望むと本ブログで訴えたが、自民党は見事惨敗してくれた。候補者すら見送った北海道二区と、兄の弔い合戦の弟が出馬した長野はもともと父の羽田孜の強固な地盤であった。この二人に対して、広島はよくも恥ずかしげもなく党公認候補を立てたものである。
広島県参議員の補欠選挙であるが、自民党が文字通り総力を挙げて、1億5千万円も資金を提供し、安倍晋三総裁に二階俊博幹事長に菅義偉官房長官に河野太郎など、これでもかという支援をした河合案里が選挙違反で有罪となったのである。そこにまたおめおめと自自民党が公認候補を立てるなど、敗北時に真摯に反省するというであるろうが、嘘を自ら証明しているようなものである。公明党が全力で応援した背景もあり、自民党の候補者がこんなに得票し接戦に持ち込むとは予想外である。これは広島県民の恥である。
岸田文雄が前面に出てはいたが、宮口氏は核兵器禁止条約を批准しなかった広島の恥とばかり取り上げた。岸田は当時外務大臣であったが、広島で非核を訴えることがない岸田を攻めたのも良かったのではないか。
菅義偉が自民党総裁人って初の選挙で、零勝三敗の洗礼を受けた。党本部は「真摯に受け止める」と述べているが、これは何もしないということである。
野党共闘は選挙対策でしかないが、厚顔無恥にも自民党は反省もしないだろう。それにコロナ禍のどさくさ紛れの中での選挙ではあるが、とりあえずは自民党の惨敗を祝いたいものである。