そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

9月にワクチンなんてくるわけもない河野太郎のチョンボ

2021-04-20 | 石破茂

菅義偉が卑しくも一国の宰相が太平洋を飛び越えてきたのに、ファイザーのCEOアルバート・ブーラは国のトップと話し合いたいと言ったのに、日本のトップと電話で会談しただけである。
この3日前16日の日に、河野太郎担当大臣が記者会見している。何やら余裕の表情で、ファイザーとの話はクローズしたというのである。内容はその時のお楽しみにと言った。裏交渉が終わったというのである。これが今になって、河野太郎の例によっての早とちり、チョンボであったことがわかってきた。
見方を変えれば、糞を菅に握らせて、次の総理の座をとの腹積もりとも見えなくもない。河野にその度量があればである。
河野太郎は、ファイザーは9月ごろになると4億本ものワクチンの在庫を抱えるとの情報を得たのである。それをいただけるとファイザーの社交的甘言に乗ってしまったのである。
ところがこの4億本のワクチンは、一つはワクチン外交としてバイデンは使いたいのである。特に近隣国のメキシコをはじめとする中南米には外交的な意味に限ることなく、防疫の安全保障として確保したいのである。中国を真似してワクチン外交を展開したいのである。
もう一つは、どうやらファイザーワクチンは3度目の接種が必要なようであることがわかってきつつあることである。更にはその後毎年の接種が必要になるというのである。
仮に9月の4億本のワクチンを抱えたとしても、日本などの配布する余裕などアメリカにはないのである。ファイザーは金を出せば考えると言っているのが協議の実態である。我々の血税がまたショボイ菅政権によって浪費されるのであろう。
そうしたことを背景に、昨日本ブログで述べたとおりファイザー側は、菅首相に「9月に供給できるよう協議を迅速に進めたいと」と答えているだけである。協議をすると述べているのはそのためである。日本のご希望に沿うとかと言うものでもない。ましてや協約したわけでもない。何の確約もない9月に1億本の供給は幻でしかない。
これは河野太郎の例によってのチョンボ、早とちりである。
ワクチンの9月供給は、政治的思惑の側面が強い。強引に行ったオリンピックの後か、もしくはやむなく中止した後で、総選挙の最中か直前である。ワクチンが打てるようになっていればという願いがありありである。
イギリスんジョンソン首相が、「日程(Date)ではなくデーター(Data)に基づいて対策を行う」と言ったが、日本政府のやっていることは全く逆である。
コメント (1)
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