そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

最初から海洋投棄しか考えていなかった

2021-04-15 | 原発と再生可能エネルギー

上はきっこのツイッターである。安倍晋三はこの国の人達が忘れやすいことを熟知している。だから、平気で嘘を言う。そもそも海洋投棄はアンダーコントロールされてないからである。事故あとは、私の責任で解決すると言っていたが、片方ではアンダーコントロールされていると言いながら、頃合いを見計らって海洋投棄である。
ところが2018年には、近畿大学ではトリチュウムの除染技術は開発されていた。福島の事故を受けて開発に取り組んだとあるから、水との分離は困難とされていたのであるから、まずまずの技術開発といえる。この近畿大学の要請を受けて、無害を理由に海洋投棄をするので不必要と回答している。
福島県民や漁業者のご理解を賜り処理の検討をするとか言って多々、全部嘘じゃ。最初から海洋投棄しか考えていなかった。
近大に依頼すると補助金を出さなければならないが、海洋投棄をするなら東電から献金がもらえる。選択は簡単だ。
トリチュウムの無害性の論文は多くあるしその逆も少なくはない。無害とする研究にしたところで、高々数年の研究でしかない、放射性物質の有毒性や次世代や環境へ影響などについて十分なものなどなく、説得力が乏しい。
百歩譲ってトリチュウムが無害であっても、福島の場合は事故処理水であって、単純な汚染水ではない。トリチュウムだけでなく、ルテリュウム。ドルチェリン、コバルト、ストロンチュウミ、それにプルトニュウムなどの混在もあると思われる。それらについては何の記述もない。
そんなに無害なら、福島産の魚を関係者が数十年食べて無害を証明するべきである。それでも不十分ではある。麻生太郎は飲んでも大丈夫と発言しているが、早速韓国メデイァは「ジャー飲んでもらいましょう」と反応している。麻生太郎なら翌日が死んでも有害かは判定できないが、家族ともども数十年のみ続けていただきたいものである。無理か。
コメント (2)
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