そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

権力闘争の勝者、岸田内閣はすでにドロドロ

2021-10-05 | 岸田文雄

自民党総裁選で河野太郎が負けたのは、「真摯に政治に向き合い、政策論争を戦ってゆく」姿勢を堅持する、支援した石破茂の影響が背景にある。
安定的に政権を握ったままの自民党の総裁選挙は、権力闘争によって派閥の領袖が権力闘争をする場である。義理も道理も関係なく、支持者は勝者からいただく甘い果実を待ち受ける。
総裁選で殆どの都道府県票で一位をとりながら、岸田文雄に敗北した河野は、党広報本部長に降格させられ、表舞台から去った。
河野を支援した、菅義偉も二階俊博もほぼ無役に据え置かれた。石破がもう慣れっこのいなっているが、小泉は退任の際、青臭く涙を流している。
自民党は青臭い政策論争など真剣にするような政党などではない。生臭い権力闘争によって、活性化を繰り返している政党である。勝者岸田はノーサイドの声とは裏腹に、やっていることはドロドロの論功行賞の人事である。
幹事長就任早々甘利明は、河井案里への1.5億円の調査は追っていると凄む。今回は睡眠障害などないようだ。岸田が自らが会長を務める自民党広島県連は、党が出した質問状と再発防止への要請は甘利によって握り潰されるであろう。
退任を渋る麻生太郎には副総裁の座を与え、財務大臣の後任には義弟を据えた。安倍晋三の実弟は指示通り留任させ、岸田は安倍麻生元総理のご機嫌を取っている。
各閣僚には十分な身体検査がなく、どうやら政治と金の問題が数多く出てきそうである。
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