そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

自民党の極右翼の改憲派の底はこの程度である

2021-10-11 | 平和憲法

高市早苗が自民党総裁選で獲得した国会議員票は、114票であった。極右翼の高市は立候補当初、泡沫候補と揶揄されていたが、思想的に近い安倍晋三の強い後押しを受けて、国会議員票では河野太郎の86票を大きく上回り2位となる健闘であった。
直接的な人事権がない安倍晋三が手あたり次第電話をかけまくって、一部恫喝のような勢いもあったアベフォンとまで言われた電話は、若い議員たちにとっては恐怖であったとのことである。そうして得られた114票である。
しかし、よく考えてみるとこれが自衛隊の国軍化、改憲派の上限だとみることもできる。改憲派の上限はこんな程度でないかとみることができる。350票中の38%である。これが掘り起こされた、自民党の極右翼の上限とみることができる。
これら極右翼の改憲派が総裁にならなければ、憲法論議されても程度が知れているということである。
三年前に本ブログの、「改憲の波はやがてさざ波になり、憲法は安倍晋三の失脚を待っているは、最もアクセスの多い記事の一つである。
岸田文雄に席を譲った前宏池会会長の古賀誠が、岸田の総理就任を祝って次のように述べている。「宏池会の憲法を重んじる姿勢、平和と人権と主権在民をしっかり守ってほしい。支援してもらった派閥のいうことをいつまでも聞く必要もない。」と述べている。ぶれる岸田への祝辞か苦言か忠告かわからないが、父を戦死で亡くしている古賀らしい発言である。
自民党の改憲派の底もこの程度でしかないのである。
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