そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

麻生太郎がまたまた無痴をさらけ出す発言、「温暖化のおかげで北海道のコメは旨くなった」危機感がない男

2021-10-27 | 気候変動

自民党の麻生太郎副総裁は一昨日、小樽で衆院選の街頭演説し「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」などと発言した。道内の農家2万3千戸でつくる「北海道農民連盟」の大久保明義委員は、「温暖化を肯定するような発言は耳を疑う」と抗議の談話を出した。
麻生は「温暖化と言うと悪いことしか書いていないが、いいことがある」と主張。道産のコメについて「昔、『やっかいどう米』と言うほど売れないコメだったが、うまくなった。農家のお陰か?違う、温暖化のせいだ。これが現実だ。」と言い放った。
馬鹿はここまでもバカでしかない。担ぎ上げられて育った坊ちゃまは、他人の努力や協力して地域や組織で積み上げることを知らない。
漫画は読むが新聞は読まない、麻生の知的レベルは底が浅く知れている。気候変動は温暖化に特化しているものではない。とてつもない時期に大雨が降ったり、旱魃になってみたり、人が耐えられないほどの酷暑になってみたりと、異常気象の方が問題なのである。麻生は気候変動そのものを理解していない。
北海道のコメについては、温暖化が騒がれる以前に、長年官民一体となってコメの改良を進めてきた結果、北海道米の作付けが順調になり作付けが出来るようになって、更に味がよくなったのである。
岸田文雄総理も京都で農業関係者と意見交換の場で「最近コメの品評会をやると、北海道が上位に食い込んで、東北や北陸が後れを取っている。間違いなく気候変動の結果だ。」と述べている。正副総裁がノー天気に農民の苦労など知る由もないのだろう。
官房副長官が懸命に謝罪したが、上の二人はなんとも思っていないのである。
国連のゲテーレス事務局長はCOP26に向けて、「気候変動は大惨事になっている」と述べているが、与党のトップ二人はなーんとも思っていないのである。気候変動に対する悠長な感覚しかない日本の現状である。
麻生が謝罪することはまずないだろう

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