そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

岸田文雄の発言は信用するに値しない

2021-10-18 | 岸田文雄

アベノミクスは成長については成功している」と、岸田文雄自民党総裁は今日の記者クラブの党首合同記者会見で述べた。アベノミクスは基本データーに手を加え、金融や株価の評価に重きを置いた結果、見せかけの数字が上がったかに見えるだけである。
その結果、国家の総生産額のトータルを上げたかもしれないが、富める人や企業をさらに豊かにしたに過ぎない。消費増税をして、企業に対して多くの税制優遇の減収を、多くの庶民の税金でこれで穴埋めしている。
労働者は労働三法から守られることにのない、非正規雇用者を増やすことで企業に恩恵を与えた。特に大企業は従順な非正雇用者を増やすことで、潤う結果となっている。
圧倒的多数の低所得層から吸い上げた金を、富裕層や大企業に回す結果になっている。これはトリクルダウンでなく、トリクルアップである。
岸田は総裁選で、「アベノミクスは格差を生んだ」と、明確に述べていた。その主張は、総裁選の最中に徐々に声が小さくなり、勝利したとたんに消えてなくなった。その男が冒頭の発言である。
本ブログでは、総裁選の公約のほぼすべてを下したと指摘したが、時間が経つにつれて岸田の声は小さくなり、代わって自民党の選挙公約を殆どまとめた高市早苗の存在が大きくなってきている。
こんな、強いもののしか聞かない岸田文雄は、これからもっと変質するであろう。こんなふしだらな正規化がトップにいていいはずがない。
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