秋篠宮の長女眞子さんが民間人と結婚し皇室を離れた。数多くの儀式を取りやめての結婚である。個人的に祝福ををしたい。
安倍晋三によって政権へ密着度を増した、日本会議などの右翼団体が皇室への侮辱と反対運動を続けている。皇室を神化する国粋主義者にとって、穢れた民間へのこうした結婚は許し難いのであろう。周辺ではデモまで行われている。神には人権など存在しない。
国粋主義者にとって、敬虔にして侵し難い存在の天皇を頂点とする皇室は、万世一系の天皇は男系でなければならない。女性天皇も女系皇族の存在も否定する。男子が産まれなければ、側室に産ませた時代の残影を追っているのである。夫婦は同姓でなければならない。
結婚は家系の問題と考える、日本会議をはじめとする右翼団体は、自民党へ圧力をかけている。結婚による苗字の同一化の強制は、日本だけに残された悪法である。これを今回唯一掲げているのが自民党である。
戦争で国家によって殺害された国民を、戦争で死なざるを得なかった国民を英霊と奉るのは、次なる戦争への準備に他ならない。国粋主義者たちにとって、慰安婦も集団自決まあってはならないものである。未だに戦前の残像を追い続ける国粋主義者たちが、国政の中枢を押さえている妙な国家である。