当然のようにロシアのミサイルが飛んできて、ウクライナの町を攻撃し黒煙が上がる映像が間断なく流される。まるで日常の出来事のように、ウクライナの人達が逃げ惑い涙する。5カ月にもならんとし、我々は見慣れてしまっていないか。
そもそもロシアはウクライナの人々の命や人権や財産や資源を、奪い破壊する権利があるのか!
プーチンは平然と、内陸の民間施設を爆破して、それが軍事施設であるからと、当然のようにミサイル攻撃の正当性を理由を述べる。それがマーケットや倉庫だったりすることの方が多いが、たとそれがロシアの主張する軍事施設であっても、ロシアにそれを破壊する権利があるのか。日本国内ですら、軍事施設として利用していたから擁護する人たちもいる。ウクライナ側にしてみれば、民間施設を装って防御に回るのも当然のことと言える。
たとえその地を暴力的に奪い占領したところで、ロシアは憎しみが残った人々を治めることができるのであろうか?平定することが可能なのだろうか?
前世紀まで行われた戦争は、領土や資源を奪って戦争にかけた経費を埋めることができた。あるいは賠償金を請求して、戦争経費を賄えたものである。しかし現在は戦争の実態もブチャのように映像として残り摘発され、世界に流される。侵略者のロシアは虚偽の映像である、ウクライナのネオナチによる演出された殺害と、明らかに虚偽の言訳を流す。都合の悪い情報は国内に流さない。統制によって国内を情報過疎にすることは、ロシアも悪行であることを理解しているからに他ならない。
人類は幾万年にもわたって、この愚行を繰り返してきた。21世紀なれば発達した科学によって、人々は平和に暮らすと幼い頃信じていた。
ロシアはプーチンは戦争の結果を、侵略後の世界を想うことなく、いつまで侵略を進めるのであろうか?侵略に成功したところで、国外に917万人も脱出している。単純に経済復興すらかなうことないだろうし、賠償金だっては要求できないし、インフラを破壊して占領したところで、ロシアはこの地で何をするというのであるか。
単なる偉大なるロシア民族の沽券を守るのであれば、そんな民族意識はなくした方がよっぽど未来は明るくなる。