安倍晋三を銃殺した山上達也を悪人にでっちあげることができない。国は懸命に精神鑑定に回したり、暴力による民主主義への挑戦などと喧伝してみても根拠が薄い。
山上の文章の流れに矛盾はなく論旨はよどみない。その目的が殺人であることを除けばではあるが大きな矛盾など見られず、精神障害や政治的な暴力が目的ではないことが判る。
山上達也の母は実家の資産までつぎ込み、1億円を超える金額を統一教会に献上している。個人的にでああるが、様々な手を尽くしていることはは解るが、結局殺害によってしか目的が達成できないというのも、閉塞された思考に陥ったのであろう。出口を広告塔の安倍晋三に求めた。山上の思いは多分彼が思った以上に成功した。
統一教会が公安の対象から外れたのは、第一次安倍政権下である。統一教会が名称変更にったの安倍政権下である。名称変更は担当の文科大臣の下村博文が持ち掛けたようであるが、本人は否定しているが、「周辺事情」という説明を事前に受けていた有田氏の質問に当時(2,015年)は答えている。
霊感商法など数々の事件を起こしていた統一教会の、宗教団体指定解除も寸前のところで認められなかった。ジャーナリストの有田芳生氏は、「政治の力」だったと、警察側が発言していると述べている。その後有田氏はツイッターで、「有田さん、『政治の力』は言わないでくださいね」といわれ、あるテレビ局の人からは、「昔のテレビ局とは違うんだ」と釘を刺されたというのである。羽鳥モーニングショーでの発言以降、有田氏はその後はオンライン出席かしてもらえなくなった。
統一教会は自民党に無償の選挙協力を提供する。問い言われているが、結局は大きな代償をいただいていることになる。
安倍晋三の祖父昭和の妖怪岸信介が、反共の延長として日本に統一教会を招き入れた。統一教会との関係は連綿と続き、安倍晋三が広告塔となって支援してきた。特定の宗教団体にメッセージを送ったり会報誌の表紙を飾ることは、明らかに政教分離に違反する行為である。
全国霊感商法対策弁護士連絡会も今回の事件を受けて、統一教会が違法と思われる献金強制、政治家の支援などについて声明を出している。
安倍晋三ン銃撃事件は不幸なことであってはならないと思うが、こうした団体に安倍派を中心として肩入れをしていたことこそ問題なのである。山上達也を悪人にでっちあげることも出来そうもない。
なのに、安倍晋三の国葬をやろうとしている。電通を喜ばし、岸田が長期政権のために安倍派を取り込むための、安倍晋三の国葬に反対する。