山上徹也容疑者は冷静である。上の文書は事件前日長年統一教会について相談していた知人に宛てたA4一枚でシンプルである。全体にまとまって書かれて行って、乱れもなく論旨も筋が通っている。
ここで山上は安倍信三について、「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。」と主張し、「安倍の死がもたらす政治的意味、結果、 最早もはや それを考える余裕は私にはありません」との記述されている。
事件現場での山上の行動は焦りや動揺は見られず、淡々と銃を引き出し発砲している。一発目はわざと外したのでないか、3秒後の二発目は数歩近づいて発砲している。野の感の行動には何のためらいも、震えなどもなければ逃亡の行動も起こしていない。
ニュースステーションのNHKから来た大越健介は、「勘違いで的外れの怨恨とか逆恨み犯行」などでは決してない。山上は周辺に数年前から犯行のシグナルを出している。
これをテロだとか民主主義に対する暴力的行為などと位置付けることは、的外れもいいとこである。大越などの発言や勘違いで殺されたなどという報道は、岸田が国葬をするもってこいの報道といえる。テロに屈しないという声はさすがに減ったが、民主主義を山上が壊したその数万倍を安倍sン増は破壊している。
山上の母親は資産家だった実家の全てを、統一教会に寄付している。1億円を超えるとのことである。進学もできず実家を失い長年の恨みを統一教会に擁いたのは当然の成り行きである。国が何の規制も加えることなく、それどころか総理の立場の人間が、間断なく広報の表紙を飾る。
自民党はいまだに国葬までしてやろうという人物の殺害に直接かかわった統一教会についての声明が何一つとして出てこない。
皇国史観を抱く安倍晋三が、韓国が世界の中心だという統一教会を日本に招き入れたのは、反共の結びつき勝共連合(共産国に勝つための連合)としてのイデオロギーの結びつきである。統一教会の方が行動的で、日本会議を下部組織と位置付けている。
自民党内では総統多くの議員が統一教会から支援を貰っている。地方議員も変わることなく、今日も北陸の知事が結びつきを謝罪している。野党も変わることない。特に国民民主の党首の玉井は献金をいただき平然としている。
日本の国会は、統一教会など批判する度量などあリはしない。共産党が中心となって、統一教会被害問題を立ち上げたが、統一教会の政界への深い食い込みを解体などできはしない。
統一教会も日本会議も、自民党のポンコツ議員たちは深い考えもなく、単に票集めに食指を動かしたに過ぎなかろう。しかしそれでは、正確に統一教会も日本会議も判断できるわけがない。
統一教会の政治資金が信者から巻き上げた金だと知っているのか。
勝共連合をうたいながら、統一教会は北朝鮮との結びつきも少なからずあり決して小さなものでもない。
1991年12月6日訪朝した統一教会創始者の文鮮明氏と妻の韓鶴子氏は金日成主席と記念写真