そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ハマスをテロリストと断じた岸田文雄の浅薄さ、アメリカのポチ化

2023-10-12 | 中東

パレスチナ人の現在置かれている立場は文字通り、「天井のない監獄」そのものである。ハマスの反撃は精一杯のことであるが、東京24区程度の所に220万人という、過密地域をイスラエルの反撃がほぼ無差別に空爆される。
ガザ地区唯一の発電支所が燃料不足で停止状態となっている。
イスラエルのハマスの拠点攻撃は、実際には無差別に近く一般市民が大量に犠牲になっている。今日現在で犠牲者は、1200人を越えた。国連職員もイスラエルの攻撃で11名死亡している。
アラブ連盟は緊急会合を行い、イスラエルの攻撃を直ちに止めるよう発表した。イスラエルは地上作戦に近く踏み切る。ハマスは人質の公開処刑を発表しているが、イスラエルは聞く耳がないように見える。
支持基盤が弱く事前予測ができていなかったネタニアフは責任を問われているが、挙国一致内閣を設立し海外からも含め30万人の予備役を招集した。
日本政府は「今般のテロ攻撃を断固として非難する」と述べ、アメリカの子分ポチ化面目を保っている。ここにはパレスチナの歴史も苦悩も全く語られることもない。
バイデンは早々にイスラエルを支持を表明してはいるが、上院の議長席は空いたままである。そうそうイスラエルを支持することもままならない。イスラエルを支持するのであれば、ウクライナ支援を削らねばならない。両国を同等に支援するには、議長がいないというわけである。
ガザの人達への支援となる人道回廊を設けるとして、アメリカブリンケン国務長官が訪れた。
ハマス側は会談に応じなければ、人質を公開処刑するとしている。人質にはフランス人20名、タイ人14名など60人近く外国人も含まれている。イスラエルが地上戦に踏み切れるかどうかネタニアフのメンツとの兼ね合いもある。
アメリカをはじめとする世界各国の国際社会が、パレスチナ人の権利を認めることなくイスラエルの強引な国家建設に正当性を与え続けてきたことこそが、問われるべきである。

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