そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

国交には個別の交渉はあって然るべきであるが、宗男の乱行は論外の低レベルのパフォーマンスでしかない

2023-10-07 | プーチン

国交というものは単色では行き詰まることが多い。お互いに建て前で喋るためであるが、本音を前に出すことが難しいことも少なからずあるものである。
だから今回、鈴木宗男がロシアを訪問したことは、そうしたことから大きな意味がある。
ハズであるが、ことが鈴木宗男となると少々話が違ってくる。
白昼堂々と乗り込むのもあってはならないだろうし、国会議員の地位を捨てていくべきであろうし、事前に何らかの担保を取っておくべきである。少なくとも国内にはない。
東西冷戦下、ソビエトと不仲になった中国に、アメリカがピンポンというスポーツに隠れて交渉したり、日本が同じく中国に演劇を通じてコンタクトを取って、日中正常化にこぎつけたりしたのはいい例である。水面下のコンタクトは時には大きな成果をもたらす。
ところが鈴木宗男は、政権とは何も事前の打ち合わせもなかったようで、おまけにロシアメディアに、プーチンに媚びに媚びる発言をしている。ロシアの勝利を信じているというのであるが、これでは外交でもなんでもない。
「私はロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。100%確信持っている。特別軍事行動の責任はゼレンスキーにある。」と述べ、「私は誰よりも深くロシアと付き合ってきた。ウクライナは、自前で戦えないならならば、降伏すべきでないか。」との持論を展開した。
これまで地元代議士として、じっと宗男を見てきたが、利権と選挙しか考えない、政治家として理念も信条も何もない人物である。
今回も、多分北方領土墓参を何とかやらせててくれと、頼み込んだに違いなかろう。仮に経済制裁下に実現したら、「やっぱり宗男先生はすごい!」と評判になり、娘の地元選挙区の評価が上がって、票になると読んでいるのだろう。
狭量な人物である。外交でもなんでもない単なる売名行為の、宗男の奇行、乱行である。
コメント (2)
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