検察のでっち上げ証拠で、危うく犯罪者になるところであった、村木厚子さんがこんな田舎に講演に来る。大学時代の友人と是非とも出席するつもりである。
彼女については、検察の勝手な証拠捏造やその後の無罪判決が大きく報道されているが、その後の彼女の動向の報道は少ない。
村木さんは無罪確定後に、国に対して賠償要求を行っている。7000万円あまりのの賠償金を受け取っている。時間の内容からして彼女が受け取るのは当然である。
弁護人費用として支払った残りの7000万円を、村木さんは私が使うわけにはいかないと、雲仙市にある「南高愛隣会」の「共生社会を創る愛の基金」に、ポンと寄付したのである。今年3月半ばのことである。
日本で犯罪を重ねる人(累犯者)の多くは何らかの障害を持つ人たちである。障害者の取り調べや、裁判それに社会復帰の、いずれの段階にあっても不利に働くのである。
結果として彼らは累犯者となる。村木さんはこうした人たちの支援のために、愛の基金を創ったのである。
ずいぶんと官僚の悪口を書いたが、こうした素晴らしい官僚もいることも事実である。講演後の懇談会で、村木さんに質問することを楽しみにしている。
富田勲氏によるテーマ曲を聴いているうち、日本の文化や伝統、自然の美しさや農村の姿をあますところなく撮った番組であった事を思い出しました。
現在のテレビ番組では有り得ない事ですね。