そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

文通費が必要なら実費を支払うべきで、何より政党助成金という国が政党を支援する違憲制度を見直すべき

2021-11-17 | 民主主義

維新の新人議員が、文通費(文書通信交通滞在費)が 「たった一日の10月分として100万円全額が支払われるのはおかしい。日割りいすべき」という発言を、維新の松井代表が殊更大声で訴えた。「永田町の論理はおかしい、維新の会の新人議員の100万円を集めて寄付する」と、いったのである。これが改革であると。
この維新の会の代表の発言は幾重にもおかしい。国会議員の文通費は領収書が必要ない定額給付である。地方議員として活動していた維新の会の野々村竜太郎が、政務活動費300万円ばかりにあちこちの領収書を付けて、そのいい加減さがバレて、記者会見でコントのように号泣して怒鳴りまくったことがあった。いずれも形を変えた、歳費と議員たちは思っている。特に国会議員は全く自由に使えるようになっている。名目は必要経費なのであるから、今回100万円を日割りで支給するのはおかしい。活動内容が正常なら、100万円も少ないかもしれないし、内容を検討し支払われるべきである。
維新の提案は、与党の連中が日割りにして一件落着になるのが落ちである。
奇妙なのは吉村洋文副代表が、2015年10月1日に衆議議員を辞任して、大阪市長選に打って出たのであるが、それがたった一日しかなかったので100万円返納する(維新の会に?)と表明したが、何で1日前に辞任しなかったのか?明らかにこの100万円の金が欲しかったのである。バレた途端に善人面などおこがましい限りである。
これまで維新だって受け取っていたろうが、この制度は実費であるべきである。あるいは共産党のようにこうした金は、党で一括管理し公開するべきである。その他に公共交通機関が無料だとか、各種委員会の委員への手当てなどは不要のものであろう。ともかく日本の国会議員は多すぎるし、給与(歳費)の外にあまりにも高額の給与もどきの金が多すぎる。
とどのつまりは、政党交付金である。これは国は特定の思想信条を支援してはならないとする、憲法20条に違反する制度である。国民一人当たり250円を拠出して国会議員数に応じて支払うというものである。
政党助成金増乳に当たっては、政治と金を切り離し、企業献金などをなくすとかうたっていた。企業献金はなくならない。相も変わらず、大臣室でポケットに突っ込んでよろしくと懇願される。議員から逆におねだっりする。政党はお気に入りの候補者に1.5億円だって平気で渡す。税金であろうが、お構いなしである。
国会議員は多すぎるし、歳費は限りなく高額で使途内容は公開されない。改革はこうしたことまで含めて取り組みべきである。松井さん。

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