一昨日(16日)に岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領韓国が会談した。安倍晋三がボロボロにして戦後最悪の日韓関係と言われる中、この日韓会談はそれだけでも評価されるべきである。ただ米韓のように、北朝鮮を刺激することが目的でないかと思われる、合同演習や軍事同盟の強化のようになっていただきたくはない。
日韓両国は尹大統領の訪日を機に、12年ぶりとなる首脳の「シャトル外交」再開するとした。
韓国内では、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)や対韓輸出規制を巡る軋轢の解消に合意し、関係正常化の段階に入ったと評価されている。韓国の期待する、元徴用工問題など韓国側が期待した謝罪や反省に言及しなかった。
シャトル外交の意味を深く突き詰めるつもりはないが、軍事に特化した関係になってほしくはない。
岸田は安倍の残党への配慮があり、尹大統領は韓国内世論への配慮が残っているが、酒を交わすのもいいだろうし、この時点の雪解けと評価はしたい。