そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

辺野古軟弱基地に沖縄戦戦没者の骨と血で埋め立てるのか

2020-11-26 | 辺野古

沖縄県民の再三再四の、辺野古新基地反対決議にも拘わららず安倍晋三は、「沖縄県民に寄り添う」と言いながら、建設の手を緩めることはない。寄り添うは言葉でけである。担当大臣だったこともあって、菅義偉もこれを引きついている。
今日の上記の北海道新聞の夕刊のコラム記事を添付するが、信じられない恐ろしいことが書かれている。辺野古新基地建設に関しては、新たな軟弱地が見つかっています。これも杜撰な計画調査であるが、それとももともと判っていながら、一気に倍増する建設費を隠すために隠匿したのかもしれない。私は後者だと信じている。
ここを埋め立てる土砂を県外から搬入すると県条例に反する。そこで人の少ない南部が選ばれた。ここは沖縄独特の複雑に入り組んだ、ガマと呼ばれる自然の壕が多くあるところである。沖縄地上戦で多くの人達が逃れ身を潜めたガマには、胃駄々に回収されていない遺骨や遺品が数多く残されているところでもある。これを辺野古新基地の軟弱地の、埋め立て土砂として使おうということである。
こんなこと正常な神経でやられるものではない。沖縄戦で死んだ人たちの遺骨と血と遺品を、戦争準備施設の辺野古基地建設の埋め立て道具にするというのである。
遺骨すら回収されることにない軍人を「軍神」と崇め戦争神社靖国に祀る。その一方で、なにをした訳でもなく戦禍に巻き込まれ死んだ、殺された一般人や軍人の骨も血も遺品も一緒くたにして、戦争準備基地の礎にしようとする感覚の中にこそ、戦争への本質がある。このような蛮行は決して許されるものではない。

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