大阪がコロナ対策が相当ひどいことになっている。100万人当たりの死者数は全国下から3番目の、21.7人である。因みに同類の大都会の東京あ6人であるから3.5倍にもなる。高齢者や基礎疾患のある感染者の扱いが酷いようである。吉本の芸人に死に損ないは病院が断るのあたり前だろうとまで言わせている。
大阪府はこれまで行政改革として、金にならないものを切り捨ててきた。投資対効果がないのである。特に非常時にしか多くの人が気にかけない保健所のような施設は、格好のターゲットになってきた。橋下の前の太田府政の時代から削減してきた。太田は施設に手をかけたが、橋下は人員を減らし予算を削ってきた。最新の機器も買うことも出来ず、施設と人員を三割減らされては、本来の保健所の機能が発揮できるわけでもない。
維新の会は何かと問題が多い。新参者の政党であるが、寄せ集めの感は拭えない。イソジンでうがいすればコロナは死ぬとか、百均から雨合羽がなくなったので寄付しろとか、ヒトラーに創業者が比喩されたが、例えばなしの内容すら相手も知らずにいるなど、兎に角チョンボが多い政党である。
人気取りに腐心するあまり、有象無象集めた感がある。お気に入りの右翼新聞読売と協定を結んだり、吉本興業やローソンやセブンイレブンやイオンや製薬会社や保管会社などとも包括連携協定を結んできた経緯がある。目先の浅薄な思い付きのことが余りにも多く、いつの間にか自民党の補完政党になってしまっている。維新の政策は、都構想やカジノ誘致や万博誘致に見られるように、上っ面の経済振興を掲げる一般受けを狙った藻が多い。
規制緩和とか費用対効果とか上っ面だけを追った取り組みが、府民の命を危うくしているのが今日の結果といえる。維新の会は、国政を担うほどの力量もなければ、国民を幸福に生活するように取り組み思想もない政党である。
大阪は、コロナ死、重症者ダントツ。第五波に続く失政。医療崩壊=行政機能崩壊だ。記者に質問されると14年前の太田府政に責任転嫁。権力だけ恣しいまま、責任は一切取らない。親分安倍晋三にそっくりだ。
ついに高齢者は症状あっても救急車呼ぶなと。
感染者数の入力も追いつかず不正確。
正月元旦に吉本のテレビに出て「総理大臣に相応しい」とお互い褒めあっていた3人組。何一つ反省も検証もしていない無能ぶり。
しかしこの惨状にも関わらず、一部には「吉村ハンよくやっている」と言う声。
安倍晋三の吉本興業に百億投資の抜群の効果。テレビ洗脳愚民化がいかに進んでいるかという証左。
この維新(横山ヒデユキ府会議員)が大阪のコロナの現状を報道した、TBS報道特集(2月12日)が「いたずらに不安を煽る」等としてBPOに申し入れしたという。
事実を報道されたら困る連中。権力が報道や言論の自由を封殺する行為。批判する者をスラップ訴訟で恫喝したり、維新の横暴権力濫用は目を覆うばかりだ。
7月の参議院選、総翼賛体制メディアの世論誘導と洗脳がこのまま進み低投票率となれば、憲法の緊急事態条項(=ナチス全権委員法)で安倍晋三の和製ヒットラーへの道が実現する恐怖の未来。
こんな維新だが今立民より支持率も高い始末。次期参院選、野党は自民よりある意味悪質過ぎるこの維新をターゲットにして一丸となって戦う必要がある。
敵は明確にして戦わねば、金満家で狡猾老練な自民党に勝てるわけが無い。