安倍晋三の罪科は枚挙にいとまないくらいであるが、あまり目に見えないのが国民の分断である。その最大の理由は、反知識人による支援である。安倍信三は論議ができない。論理の組み立てができないばかりか、他者の主張を理解した上での反論がない。できない。
そのいい例が、先だってのプーチン発言の内容すら理解できずに、ニタニタするだけの態度である。山口の首脳会談で、プーチンは北方領土は返さない、歴史的にも我が国の領土であると言われて、同じようにニタニタしていた。マスコミは報道しない。
安倍祖その支持者は、一度信じたものはその主張を通す以外の手法を持ちえない。多くの書物を読み様々な事例に目を通す、そうした知識人とまで言われなくても、主張にその根拠を構築する人たちとは一線画す結果になる。右翼だの左翼だのという言葉が大好きである。砂金は反日と言う言葉が頻繁に交錯する。その活動の根拠になったのが、日本会議である。大きな組織が後ろ盾になることで、戦後一掃されなかった国粋主義・愛国主義が大手を振って歴史を変えようと切り込んできたのである。
そうした背景が生んだのが、国民の分断である。以前にも同種のものがったが、分断はさらにひどくなっている。各新聞紙を購読の方々の内閣支持率の硫黄左派上図のとおりである。特に産経新聞の支持率が86%には驚かされる。安倍晋三のお抱え新聞である読売ですら43%、日経でも41%である。このところの、産経の異様とも思える安倍支持の記事であるが事実関係すら隠しての主張には辟易するものがある。朝日毎日東京新聞はそれぞれが、10%あるやなしやである。これまでの常識だと、内閣支持率が30%が存続の限界と言われているが、これらの支持率を均して平均にして評価するのも意味がない。中間がないからである。
国民を分断した意味は極めて大きい。その一点でも安倍内閣は辞任に値する。国民の一方の富裕層をさらに大きくするための経済政策は、経済や生活の格差だけではなく国民をも分断しているのである。その経済格差ですら、ねつ造した虚構の数字を羅列する。麻生太郎がアベノミクスで経済が豊かになっているのに、それを享受できない奴が悪いと言う発言は、一方のおごった側の真理でもある。
リベラルとは他者の意見を聞き集約しようとする姿勢のことである。そうした活動者は、一方的な論理の展開には屈する。こうした不条理感が安倍氏支持者には都合がいいのである。
いずれにしてもこの内閣支持率は異常である。優和点すらないことになる。安倍晋三の犯罪性の一角でもある。