オリンピックで歓喜に沸く日本国民である。国民がほぼ忘れているのが裏金問題である。自民党の安倍派(清和会)でやりたい放題に裏金という隠し金を創り出し、2300万円事務所に現金で置いていたと(嘘である)する、萩生田光一が照ノ富士の優勝パレードの中央にデーンと居座ってパレードである。
萩生田光一に羞恥心などないのである。裏金2900万円も受けていながら、と言ってもこの5年間のことで実際はこの倍ほどはあるはずである。
庶民は裏金つくることに思ったより寛大であるようだが、それが非課税だということで、脱税野郎と呼ぶのである。
裏金とは良くしたもので、堀井学は香典など違法行為にに使っていたことで捜査が入っている。違法行為には違法金の裏金でやればバレない。萩生田の場合は何せ金額が多い。事務所の金庫に現金で置いていたというが、裏付けが何もない。これまでの行状からしてどんな違法行為に使っているか分かったものではない。
この男で深刻な嘘は、大変お世話になっていた統一教会の問題である。統一教会のことなど、知らぬ存ぜぬ関係ないと言い続ける。殆ど信者のように振舞っていたのであるのに、信仰はともかくとして誠実に支援してくれた人たちに失礼というものである。虚言を並べ立て逃げ切ろうとしている。
加計学園での萩生田の暗躍は見事に成功した。京都産業大学が800頁もの上申書に対して、加計学園はたった2枚であった。それを萩生田の”四国に”という書き込みで、安倍晋三の腹心の友に獣医学科をつくらせた。早いもので今年卒業生が出たが、獣医師の国家試験には6割ほどしか合格できない。
安倍を喜ばせ褒美に、トントンと重職を貰い出世街道まっしぐらである。そんな男である。
照ノ富士の優勝パレードに、後援会長という理由で恥ずかしげもなく公衆の面前に出るとは、許されるものでもない。