イスラム組織ハマスの最高指導者、ハニヤ政治局長がイラン首都テヘランで殺害された。イランの地元メディアが今日(31日)イランの軍事組織革命防衛隊の話として伝えた。
ハニヤ氏はイランの新大統領の就任式に参加した後、テヘランにある自宅への「シオニストの襲撃」により、護衛とともに殺害されたと発表した。ハニヤ氏はテヘラン市内の退役軍人関連の建物に滞在していた。午前2時ごろにミサイルが撃ち込まれたとのことである。イスラエルは黙したままで何のコメントも発表していない。
イスラエルはハニヤ氏が、親米派のドーハを出るタイミングを見計らっての凶行である。ビンラディンの時もそうであったが、あれほどテロを悪と下し問答無用の殺害をする理由に掲げておきながら、これこそテロそのものである。
レバノンのヒズボラを国境を越えて攻撃することも、テロ行為そのものである。
イスラエルは停戦交渉を支援国のアメリカなどの見せながら、全くやる気がないことを示したといえる。ネタニアフは権力の座を離れると、収監されることが判っている。ネタニヤフは反イスラエル組織を攻撃し続ける最大の理由である。
イランでは革命防衛隊の指導者が殺害されたとこなど、イスラエルに対しては大人の対応をしている。しかし、今回はイランは自国で行われたテロ坑を許さないと声明を上げている。
ハニヤは。暫定政権でお首相を務めた創始者ヤシン直系の、ヒズボラの生え抜きの人物である。信頼も厚く、世界各国との接触やハマスの声明発表をするなど実質的な最高指導者である。今回のイスラエルのガザ攻撃で、ハニヤは3人の息子と4人の孫を失っている。多くのBRICS諸国も強い声明を出している。イスラエルは拡大する戦禍と戦費に耐えられるのであろうか。アメリカは大統領選が終わっても、支援し続けることが出来るのであろうか。
報復。の応酬は拡大する