「魯迅はね、お医者さんになるために日本に留学していたのだけど、お医者さんになって自分のところに来た人を助けるよりも、もっと多くの人のためになることをやるべきだと考えて、本を書いて訴えようとしたんだって」と娘が、国語で教わったばかりの話をしてくれた。
そして、彼女は続ける。
「みんなに伝えたいんだったらジャンプに書いたらすごいよね。400万人の人が見るんだもの」と娘。
注)漫画雑誌ジャンプはその頃、販売部数が400万部を越えていた。
「…、…、そうなんだ」と私。
さすが、漫画家の卵のつもりの発想。
漫画には全然詳しくないから、物言える立場ではないけれど、宮崎駿さんのアニメは国境を越えて感動を与えているし、日本の漫画・アニメという分野の財産は文化的だけではなく経済的にも相当大きいものがあるとも聞きます。
伝えたいことがあって、伝えたい人がいて、いつの時代にも繰り返されてきたのでしょうが、ブログという手段が出来て、こんなことも出来ることに感謝です。
巣立っていった娘の引き出しにあった紙片1枚。
ペンネームから察すると小学生時代とも見受けられますが…。(無断掲載です。ゴメン)