日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

コマーシャルの話 もう一つ

2005-07-21 06:31:31 | 社会問題
どこかの研究所。室内全貌。
カメラが青い作業服を着た若者に。
彼は机上の細かい作業に集中している。
若者が振り返り、「僕?」と指で確認する仕草。
音はなし。
なんだろうとココロが動く。
若者が仕草を送っている相手は、隣の部屋からドアを半開して「来い」と仕草をしている50代のスーツの男。
軽やかな音楽が入る。
青い作業服の若者が席を立ち動き出す。
はじめて音声が流れる。
「この研究所には未来から呼ばれる人がいます」
若者が向かったドアの上には、「未来」と書かれた札がある。
「○○製作所」

「未来」なんて名づけられた部屋があるなんて、へんてこなのに誰も笑わない。
にっこり笑顔の人はいない。
説明もない。
だけど、私はこのコマーシャルを見ると、その作業服の若者に「頑張ってね」と、幾分声援を送っているような気分になる。
若者がこのコマーシャルを見ると、「うん、僕も未来につながる仕事がしたい」って、気分になるのだろうな。
地味系なのだけど、私はこのコマーシャルのファンです。
コメント
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