日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ミシンの音を聞きながら。

2005-07-03 13:29:41 | 子育ての周辺
雨模様。風がひんやりとして高原の気分。
昨日出かけた帰りに買い求めたインド綿の布地の両端を縫ってでソファーカバーに。
久しぶりにミシンを出した。
ついでにカーテンを縫い始める。
カーテンを替えてこざっぱりとと買ったものの、生地は1年ほど眠っていた。
外からのひんやりした風に元気が出たのか、一気にもう一仕事とミシンを掛け始める。
足踏みミシンを改造して卓上ミシンにした年季もの。
カラフルなミシン糸が針箱にいっぱいあるのは、子育て中もずっと活躍していた印。
「家庭科の時間にね、先生が洋服には綿とかアクリルとか布地のことが必ず書いてあるっていったけど、私のはないよね。お母さんが作ったのだから…」
遠足があるからといって、リックサックを作り、合唱発表会だからとスカートを作った。もっと前には、お母さんのミニスカートの殆どが、よちよち歩きの頃のあなたの簡易ジャンパースカートに(笑い)。
今日ミシンの音を聞いていると、時間に追われて、もうちょっと、もうちょっとと思いながら過ごしていた時を思い出されて懐かしい。
そういえば毛糸編みも随分やったけど、幼稚園でクリスマスプレゼントに幼稚園からの提案でお揃いのベストを編んだことがあったよね。男の子は青や緑系。女の子は赤やピンク。そしてひとりあなたはグレー。「なんで私のが違う色なのと思った…」と随分後になって、あなたはあの時の気持ちを話したよね。母さんはベストの前にも背中にもお花をメリヤス刺繍しようと思って楽しみを残しておいたのだけど…。
まだ若いお母さんだったから、女の子だから赤やピンク…、そんな路線にささやかな抵抗したかった訳。
まあ子育て双六は上がりになっているけれど、随分筋金入りのジェンダーフリーかな?
声を併せたように聞こえてくる近頃流行のジェンダーフリーはあんまり好きにはなれないけれど…。
しばらく止んでいた雨がまた降り出した。
まだミシン仕事半分残っています。これから続きです。







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追伸「ベアテの贈りもの」案内。

2005-07-03 08:13:46 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
終了してからアップしても仕方がありませんね。
きっとこれからも各地で上映されると思いますけれど。
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映画「ベアテの贈りもの」を観てきました。

2005-07-03 07:51:56 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
分類すると記録映画になるのでしょうか。
初めて目にする古い映像が沢山あり、貴重なフィルムを見せていただいたと思いました。
憲法起草時の14条24条のやり取りについては証言という形で復習った感じがしました。映画制作という点からみると、もっと膨らませたいという思いも湧くでしょうが、拵えてしまったら薄っぺらくなるし、生き証人の方の証言を残すことを最重点になさったのだろうと思います。
この条文を含めて、基本的人権の尊重を謳うこの憲法は、戦後の荒廃した地に立てられた旗です。
目指す山に登頂したときに立てる旗、南極の昭和基地に立てた旗、それらの旗のように思えます。旗が倒れないように支えてきてくださった方々が市川房枝さんや、赤松良子さんはじめとする方々。
旗を支える手ががどんどん増えて、もはや倒れることはないとは思いますが、必死に頑張らないと…、という部分もないではありません。それとも若い世代はもっと男女わけ隔てなく働くことが浸透しているのかしら。
若い人たちも、こんな時代を経て今の雇用機会均等法につながっているのだと、ちょっと目を通すのもいいかもしれません。
コメント (6)
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