友人と紅葉の明治村へ。
小雨交じりだったり、天気はイマイチだったけれど、よかった。
膝痛を抱えている私のために、行動ははかばかしく行かず、申し訳なかったけれど、むしろ気遣ってもらって、ありがたかった。
いくつかの建物を見学したうち、きちんとガイドの説明つき見学箇所は3箇所。
①大阪池田市にあった芝居小屋、呉服座。
より面白く娯楽を提供しようとする意図と、観たいと集まってくる庶民の姿が想像できて、よかった。
②芦屋あたりのお金持ちの別荘。
当時の長者番付にも名を連ねている輸入品を扱う貿易商の別荘。あちこちに工夫が凝らされ贅が尽くされています、という紹介を耳にしながら、海外との取引が富をもたらすことを察知して波に乗った人生を送ったのだろうか、などと想像したりしていた。
③名古屋市中村区にあった江戸時代からの商家。
明治に入って増築を重ね木造3階建てになっている。匠の技があちこちに見て取れる。
江戸の油問屋で、菜種油や鰯油を商っていたとして、樽が玄関先に並んでいる。
灯りも油をともしてとる時代だから、当時はなくてはならない商売だったのだろう。言われてみないとそんな商売が大手を振っていたとは想像に浮かばない。
で、明治になって電灯の時代になると、商売替えをして「個人銀行」となりました、と。
「個人銀行」って表現使っていたのかしら?「金貸し」ってことじゃないのと、ひとり反芻。滞納には取立てが付き物、高利のケースもあったのでは?どこまで公が管理チェックしていたのだろう、などもろもろ頭を巡る。
そんな商いから生まれる利益で、きっとこの建物は、あたりの中でそれなりに目立つ贅沢な屋敷だったのでしょう。
その時代、知恵を絞り、敏く動く人、木戸銭を持って笑いを楽しみに行く人、その時代に生きている人たちは「昔の人」ではないんです。みんなその時代の、「今の人」なんです。
私ひと時、明治を楽しみました。
小雨交じりだったり、天気はイマイチだったけれど、よかった。
膝痛を抱えている私のために、行動ははかばかしく行かず、申し訳なかったけれど、むしろ気遣ってもらって、ありがたかった。
いくつかの建物を見学したうち、きちんとガイドの説明つき見学箇所は3箇所。
①大阪池田市にあった芝居小屋、呉服座。
より面白く娯楽を提供しようとする意図と、観たいと集まってくる庶民の姿が想像できて、よかった。
②芦屋あたりのお金持ちの別荘。
当時の長者番付にも名を連ねている輸入品を扱う貿易商の別荘。あちこちに工夫が凝らされ贅が尽くされています、という紹介を耳にしながら、海外との取引が富をもたらすことを察知して波に乗った人生を送ったのだろうか、などと想像したりしていた。
③名古屋市中村区にあった江戸時代からの商家。
明治に入って増築を重ね木造3階建てになっている。匠の技があちこちに見て取れる。
江戸の油問屋で、菜種油や鰯油を商っていたとして、樽が玄関先に並んでいる。
灯りも油をともしてとる時代だから、当時はなくてはならない商売だったのだろう。言われてみないとそんな商売が大手を振っていたとは想像に浮かばない。
で、明治になって電灯の時代になると、商売替えをして「個人銀行」となりました、と。
「個人銀行」って表現使っていたのかしら?「金貸し」ってことじゃないのと、ひとり反芻。滞納には取立てが付き物、高利のケースもあったのでは?どこまで公が管理チェックしていたのだろう、などもろもろ頭を巡る。
そんな商いから生まれる利益で、きっとこの建物は、あたりの中でそれなりに目立つ贅沢な屋敷だったのでしょう。
その時代、知恵を絞り、敏く動く人、木戸銭を持って笑いを楽しみに行く人、その時代に生きている人たちは「昔の人」ではないんです。みんなその時代の、「今の人」なんです。
私ひと時、明治を楽しみました。