日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

我が家のおひなさま余話

2021-03-05 08:04:33 | 私の雑感あれこれ
「女の子が産まれたらおひな様を見ながら育たないと、ろくな子に育たないよ」
と言って、その電話はプッツンと切れた。

悲しかった。

私は26歳。
たまたまご近所の皆さんから、木目込み人形を作りましょう、という呼びかけがあったし、転勤族で荷物も増やしたくないから、立ち雛のおひな様でいいや、とも思っていたところでもあった。

なのに、七段飾りのおひな様一揃いがあってこそ、優しい子に育つ、と。
暗に、買わない私の実家へのいら立ちを、捨て台詞にして私にあてつける人でした。

そういわれて、実家に「おひな様の七段飾りを買って」とは言えない。

ポツンとこんなこともあったよ、と口にしたら、友人夫婦の話として、よく似た話も聞いた、と語ってくれた話はコレ。

その女性も姑さんから、「おひな様の七段飾りを、、、」と言われたらしい。
彼女だって、親には頼めないし、頼みたくなかったのでしょう。
姑さんには実家から買ってもらったことにして、自分たち夫婦で買った、ということでした。

切ないね~。

無事に育つようにの願い込めての、ひな人形なのに、こんなイヤ~なモードを醸し出すなんて、罪作りなものです。
ちょっと、お姑さんからの攻撃をかわすために、夫婦でこっそり新調したって話、奥様を庇う感じがしてちょっとうらやましくもあり、です。

我が家は転勤族だったし、七段飾りを揃えようとは思いもしませんでしたけれど、あの、怒ってガチャンと電話を切られた感触は夫は知りません。きっと当時は夫にも愚痴っているのだけれど、彼にとっては些細なことなので記憶に残っていません。息子には配慮満点の母親であり、当時の夫としてはどうでもよいちっぽけな愚痴だったのでしょう。
ほかの人からはそんな邪険にされた体験はなかったので、26歳には辛かったんだけどね。

孫へのプレゼント。
こんな体験が身に染みているので(ほかにもいろいろあった)、しきたりだからとか、義理で当然すべき、というのは、ことごとく嫌です。祝ってやりたいからのプレゼントでありたいものです。
自分がしないで相手の実家に「すべき」というのが風習ならば、その風習にピリオドを打ちたい。

今度1年生になる坊やがいます。
2段ベットをプレゼントにすることにしましたが、先方(苦笑 娘宅)のスペースのこともあって、待機中です。
たまたま「了解だよ」といえる立場でよかったな、と思います。
世間では、祖父母からのプレゼントを想定される品物の値段の張ること!、ビックリです。
大盤振る舞いできない立場の、おじいちゃん、おばあちゃんもいるだろうに、分相応の選択ができればいいのに、と思います。














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ハタと困った。

2021-03-05 07:51:57 | 私の雑感あれこれ
先日の梅見に行った時の連れは、介護施設にパート勤務している。
私の鶏肉嫌いの話になったとき、

「鶏肉を避けてほしい」は施設では通らないね、食事のお肉は鶏肉ばっかりだよ~~、と。

そっか~。・・・・・・

ちょっと認知症が入ったら、何の肉を食べているかわからなくなるから、その方がいいね、とドライ。

ヤダな~。

スーパーのお肉コーナーでも、鶏肉ブースは顔を避けてとおるし、籠に入れることなんて皆無。
冷蔵庫にも鶏肉が存在したことはない。

大学時代の頃のように、会食のテーブルに置いてあるのもイヤ、というレベルよりはましになったけれど、ボランティアでカレーを作る、というのには参加できない。

なんと個人的な、と嗤われそうですが、クリアすべき課題がひとつできました。
できるだけ施設に頼らない。鶏肉を避けてお魚食の希望を通せる施設に入れるようお金をプールしておこう。

どう考えても、アホなこだわりに見えるでしょうけど、ダメなんです。

ピンピンコロリといけば最高なんですけどね。
それまでは、目いっぱい充実した時間にしなくっちゃ。
結局はソコに行き着きます。







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