日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

子育て中のひとこまから。

2020-09-27 08:25:11 | 子育ての周辺
前記事に描きましたが、昨日、アンネフランクの時代を生きた人たちのドキュメントを観ました。

私がアンネの日記を読んだのは、中学1年ぐらい。12歳ころでしょうか。本のカバーだったか、えんじ色だったのを覚えています。
読書好きタイプでもなかったのですが、出版社企画でしょうか、アンネ宛に手紙を出そう、とかの特集があって、書いたような気がします。
後年、買いなおした本はコレ。


当初出版された「アンネの日記」から編集しなおされたとか、話題になったりもしていましたね。

そして、この本を12歳ころの末娘に勧めたのを覚えています。
そのころは、仕事と家事で余分な時間がない日々を送っていました。
子どものお勉強を見てやる、ということも一切なし。
たしか、この子が幼稚園の時に「エルマーの冒険」を借りてきて読ませて、なんとか読みこなしたので、まぁ、大丈夫だろうと、本人の力にお任せ状態、でした。
特に、読書家というわけでもなし、普通。小学校時代は毎年のように学級委員になっていましたね。
ちなみに、子ども時代の長女は本の虫でした。それぞれです。

彼女が読み終わった~と私のところに持ってきて、つぶやいたのは、「なにも暗い話ばかりじゃない。普通の元気な子の話じゃない」と。
特に、感想を言い合うこともせず、そういう捉え方も当たっているね、ぐらいに思っていました。

大人の読者がこの本を手にするときとは違って、そこにいるのは収容所で行われた現実をまだ知る前のアンネなのですから。

幾星霜。

いろんなことがあって、彼女が母になったとき、その女の子の名前を、アンネ としました。

あらっ。

海外でも受け入れられる名前にしたかったのかしら。(そんな風潮があるころでした)

素敵な名前をもらった女の子、魅力的な人に育ってほしいと、願っています。


今ではすっかり「アンネちゃん」は、わが孫の名前になっていますが(笑)、この本を読んだ時の記憶が、残っていたのだろう、そう思ったりします。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 虫の音が心地よい。 | トップ | 実はうまくいっていない。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

子育ての周辺」カテゴリの最新記事