「多分、君が好きそうだ」と手渡されて、初めてこの作者を知った。
読み始めて、すぐ「うん、そうだ」とうなずいている自分がいた。
わたしがブツブツ普段口にしている話題にチョコッと絡んでいるし、なにしろこの主人公
窮地に陥ると『考えろ、考えろ』って、自分にいうアメリカのテレビドラマ「冒険野郎マクガイバー(※)」の話を持ち出して、小さい頃からずっと今も「考察するの好き」というところに幾分の親近感を持ったりして。
(※)このドラマは知らなかったのですが、数ヶ月前ケーブルテレビでやっていたので、数本観たところです。それにしてもマクガイバーはよく考え、数十分後には必ずピンチを切り抜けるから笑っちゃいます。
実は2編にわかれていて、後編は前編の弟夫婦の話になるのだけれど、こっちも、まぁなんというか、性に合っている。
イタリアの独裁者ムッソリーニが最後は恋人と一緒に銃殺されて、群集は罵倒し唾をかけたと。そして二人が市中に逆に吊るされてた時、恋人クラレッタのスカートがめくれたと。
群集は下着丸見えの姿に大喜びだったという。
「…ただその中にね、ひとり、ブーイングされながら梯子に昇って、スカートを戻して自分のベルトで縛って、スカートをめくれないようにしてあげた人がいたんだって…」
そして、後日、再び、夫婦の会話
「梯子を昇った人、勇気あるよね」
「興奮する群集に殺されてもおかしくなかったと思うんだ」
さて、自分がその場にいたら、
「自分のやりたいことをやりたいと思うんだ」
「スカートを直すってこと?」
ののしり唾を吐く群衆の中で、自分はどういう行動をと考える。
後編の弟夫婦の会話です。
この作者が書く登場人物の硬さ加減がタイプだと感じたのでしょうね。
数年前から「本屋さんが進める本の大賞」とやらができたそうです。
先日の新聞に、この1冊もノミネートされていました。
読んでいる人多いんですね。
この「硬さ加減」って、メジャーなんでしょうか。
読み始めて、すぐ「うん、そうだ」とうなずいている自分がいた。
わたしがブツブツ普段口にしている話題にチョコッと絡んでいるし、なにしろこの主人公
窮地に陥ると『考えろ、考えろ』って、自分にいうアメリカのテレビドラマ「冒険野郎マクガイバー(※)」の話を持ち出して、小さい頃からずっと今も「考察するの好き」というところに幾分の親近感を持ったりして。
(※)このドラマは知らなかったのですが、数ヶ月前ケーブルテレビでやっていたので、数本観たところです。それにしてもマクガイバーはよく考え、数十分後には必ずピンチを切り抜けるから笑っちゃいます。
実は2編にわかれていて、後編は前編の弟夫婦の話になるのだけれど、こっちも、まぁなんというか、性に合っている。
イタリアの独裁者ムッソリーニが最後は恋人と一緒に銃殺されて、群集は罵倒し唾をかけたと。そして二人が市中に逆に吊るされてた時、恋人クラレッタのスカートがめくれたと。
群集は下着丸見えの姿に大喜びだったという。
「…ただその中にね、ひとり、ブーイングされながら梯子に昇って、スカートを戻して自分のベルトで縛って、スカートをめくれないようにしてあげた人がいたんだって…」
そして、後日、再び、夫婦の会話
「梯子を昇った人、勇気あるよね」
「興奮する群集に殺されてもおかしくなかったと思うんだ」
さて、自分がその場にいたら、
「自分のやりたいことをやりたいと思うんだ」
「スカートを直すってこと?」
ののしり唾を吐く群衆の中で、自分はどういう行動をと考える。
後編の弟夫婦の会話です。
この作者が書く登場人物の硬さ加減がタイプだと感じたのでしょうね。
数年前から「本屋さんが進める本の大賞」とやらができたそうです。
先日の新聞に、この1冊もノミネートされていました。
読んでいる人多いんですね。
この「硬さ加減」って、メジャーなんでしょうか。