詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

もう一度書いておこう

2018-03-17 11:14:49 | 自民党憲法改正草案を読む
もう一度、書いておこう。
安倍の「私や妻が関わっていたならば、首相も国会議員も辞める」というのは「忖度」を促すことばではない。
「関わっていたという証拠を消せ」という「命令」なのである。
「命令」を忠実に「反映」したのが、改竄事件なのだ。

「忖度」というのは「理解能力」に乏しい人間が、「想像力」にもとづいて行動すること。

「関わっていたならば」と仮定形で話すところがポイント。
仮定形で話すのは、仮定形でしか話せないからだ。

安倍の仮定形は、こう読み直すべきなのだ。
「私も昭恵も森友学園の土地売買にかかわっていた。そのことがわかったならば(ここが仮定)、首相も国会議員も辞めなければならない。(だから、なんとかしろ)」
こう言っているのだ。
そして、「省略された命令」にしたがって、忠実に行動したのが佐川を始めとする財務省なのだ。

命令の「先取り反映」なのである。



詩人が読み解く自民党憲法案の大事なポイント 日本国憲法/自民党憲法改正案 全文掲載
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