八代亜紀『なみだ恋』
2023年暮れ、八代亜紀(参考:ウィキ)が他界して1年と少しが過ぎた。
特に彼女のファンでもなかったブログ主ではあるが、この「なみだ恋」
(1973年)についてだけは、今でも、ふと口ずさんでしまうほど、大好きな
愛唱歌(?)であり続けている。おそらくは、ブログ主の命が続く限り、
この先もずっと・・。
残念にも女性と肩を寄せ合い歩いたことはないものの、ごくごく平凡な
福岡県人ながら、実際に夜の新宿の裏通り(歌舞伎町や新大久保)を
歩いたことも、2度か3度ならある。
ブログ主の歌の趣味は、多言語かつ多ジャンルに及んでいるのだ。
ところで最近、ブログ主は、ふとしたきっかけで、韓国の著名なトロット
(演歌)歌手で華僑のチュ・ヒョンミ(参考:日本語ウィキ)のヒット曲
「비내리는 영동교/雨降る永東橋 」(1985年)が、韓国で、この「なみだ恋」
の盗作と見なされていることを、うかつにも初めて知った。
[ArtTrack] 주현미 - 비내리는영동교
調べてみると、韓国の公演倫理委員会が、この歌に対して盗作判定を
下したのは、今から30年も前、1994年のことだった(「비내리는 영동교
표절판정」1994年3月25日聯合ニュース)。
あらためて聞き比べて見ると、確かに、曲調が非常によく似ている。
それにしても、あくまで私的な体験ながら、この2曲をともに発表当時
から、よく知っている歌好きのブログ主でも、長い間、この2曲を全く別の
曲と騙され続けてきたくらいには、2曲が異なっているのも、また事実だ。
盗作は盗作でも、非常に巧妙な盗作だったとは言えるだろう。
あるいは、「歌好き」を自任しながらも、ブログ主の耳(心の目)が、
実は大きな「ふし穴」だった、というだけの話なのかもしれない。全ての
いきさつを知る、この盗作曲の作曲家は、すでに2024年、他界している。
とにもかくにも、「事実」というものは、ブログ主が好きな「映画」よりも、
はるかに「奇」なるものであることだけは確かなようである。
(終わり)
2023年暮れ、八代亜紀(参考:ウィキ)が他界して1年と少しが過ぎた。
特に彼女のファンでもなかったブログ主ではあるが、この「なみだ恋」
(1973年)についてだけは、今でも、ふと口ずさんでしまうほど、大好きな
愛唱歌(?)であり続けている。おそらくは、ブログ主の命が続く限り、
この先もずっと・・。
残念にも女性と肩を寄せ合い歩いたことはないものの、ごくごく平凡な
福岡県人ながら、実際に夜の新宿の裏通り(歌舞伎町や新大久保)を
歩いたことも、2度か3度ならある。
ブログ主の歌の趣味は、多言語かつ多ジャンルに及んでいるのだ。
ところで最近、ブログ主は、ふとしたきっかけで、韓国の著名なトロット
(演歌)歌手で華僑のチュ・ヒョンミ(参考:日本語ウィキ)のヒット曲
「비내리는 영동교/雨降る永東橋 」(1985年)が、韓国で、この「なみだ恋」
の盗作と見なされていることを、うかつにも初めて知った。
[ArtTrack] 주현미 - 비내리는영동교
調べてみると、韓国の公演倫理委員会が、この歌に対して盗作判定を
下したのは、今から30年も前、1994年のことだった(「비내리는 영동교
표절판정」1994年3月25日聯合ニュース)。
あらためて聞き比べて見ると、確かに、曲調が非常によく似ている。
それにしても、あくまで私的な体験ながら、この2曲をともに発表当時
から、よく知っている歌好きのブログ主でも、長い間、この2曲を全く別の
曲と騙され続けてきたくらいには、2曲が異なっているのも、また事実だ。
盗作は盗作でも、非常に巧妙な盗作だったとは言えるだろう。
あるいは、「歌好き」を自任しながらも、ブログ主の耳(心の目)が、
実は大きな「ふし穴」だった、というだけの話なのかもしれない。全ての
いきさつを知る、この盗作曲の作曲家は、すでに2024年、他界している。
とにもかくにも、「事実」というものは、ブログ主が好きな「映画」よりも、
はるかに「奇」なるものであることだけは確かなようである。
(終わり)