福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

女性医師と親分の純愛

2024年05月20日 |  ┣銀幕のチャジャン
약속   「約束」   〇〇〇--
(2048)



1998年に公開された純愛物語。

義理と人情を重んじる裏組織の親分と女性医師との純愛の軌跡を描いた
恋愛映画。なかなか見ごたえのある映画だった。

この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
らしきものが、一度だけ画面を横切った。


△下のお皿はラップのかかったチャジャン麺?

何の確証もないが、お皿に乗った食べ物がチャジャン麺に見えてしかたが
なかったブログ主であった。

ブログ主のチャジャン麺に対するこだわりは、もはや、病(やまい)の
領域に達しているのかもしれない。


(終わり)

「コメント部隊」の暗躍

2024年05月17日 |  ┣銀幕のチャジャン
댓글부대   「コメント部隊」 〇〇〇--
(2047)



2024年に公開された社会派の犯罪ドラマ。実話をもとに創作された作品だ。


△「コメント部隊」の青年たち

映画の題名にもなっている「コメント部隊」とは、ネット世界において、
世論操作や特定の目的達成のために報酬を得てニュース記事やSNSなどに
コメント(多くは虚偽やデマ)を書き込む闇の犯罪グループのこと。

この映画では、グループに属する1人の青年が、犠牲者の1人でもある
元新聞記者に、自らの経験や罪状を赤裸々に告白しながら、コメント部隊や
彼らを利用する企業の犯罪性を社会に告発する形で展開していく。

最後の最後に青年の証言の真実性さえ否定するような結末になったことは
別として、なかなか見ごたえのある映画だった。


△画面に映り込んだカップ麺らしきモノ

なお、この映画では、カップ麺のチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
らしきものが、画面の背景に何度か映り込み、チャジャン麺ウォッチャーを
自認するブログ主の目を引き付けた。


△ブログ主にはカップ麺のチャジャン麺にしか見えないのだが・・

惜しむらくは、肝心の食事シーンが一度も登場しなかったこと。

チャジャン麺ウォッチャーとしては、少なからず不満の残る作品ではあった。


(終わり)

エロ映画監督の夢と恋

2024年05月11日 |  ┣銀幕のチャジャン
레드카펫  「レッドカーペット」 〇〇〇〇〇
(2046)



2014年に公開されたラブコメディー。

エロ映画監督出身の青年が自らに向けられる社会的な偏見にあらがいながら、
人間としてのプライドや優しさを忘れず、映画監督として成功を収め、恋も
成就させていく、笑いあり、涙ありの物語。

全く期待せずに見始めた映画だったが、冷えた心を温めてくれるような、
実にいい映画だった。


△チャジャン麺を食べる監督(一番左の背中)

この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
が、1度だけ登場してくれた。



主人公の監督が、エロ映画の撮影の合間に、俳優やスタッフたちといっしょに
出前の中華を食べるシーンだった。



たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

やはり、いい韓国映画にはチャジャン麺が欠かせない。

(終わり)

「少女時代」ユリは、今

2024年04月16日 |  ┣銀幕のチャジャン
돌핀  「ドルフィン」 〇〇〇〇-
(2032)



2024年に公開されたインディーズ系の家族ドラマ。「少女時代」のユリが
主演した映画だ。舞台は、忠清南道ソチョン(舒川)郡


ユリが演じた主人公は、小さな地域新聞社の記者

1人親である母親の再婚、そして仲のいい弟の上京。強い一体感を感じ
ながら生きてきた3人家族の暮らしを失った上、多くの思い出の詰まる
住み慣れた家まで売却されることになり、1人暮らしになることに戸惑う
30代の内向的な女性。


△後ろ手で髪を結ぶユリ

そんな彼女が、ボーリングや1人の青年との出会いを通じて、自らの殻を
破り、新しい人生に踏み出していく勇気と希望をつかむ物語。

静かな展開ながら、30代女性の人生の岐路に寄り添う、なかなか見ごたえの
ある、いい映画だった。

題名の「ドルフィン」とは、ガターを転がるボールが、何らかのはずみで
イルカのように飛び跳ね、レーンに戻る稀有(けう)な現象を指して言う、
映画の中だけのボーリング用語。


△少なくとも2人が出前のチャジャン麺を食べている

ところで、この映画で単独主演を演じた「少女時代」のユリ、と言えば、
かつてブログ主がスマホ画面の壁紙に彼女の写真を使うくらい大好きだった
歌手(過去の関連記事)。



そのユリが女優として初めて単独主演した映画にも、ブログ主こだわりの
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場したことには、何とも
言えない幸福な因縁を感じさせられた。


△従業員2人はチャジャン麺、社長の母親はチャンポンを食べている

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

チャジャン麺は、もはや、ブログ主の映画を通じた韓国語学習の枠を超え、
ブログ主の人生そのものにも絡んできている、と感じる今日この頃である。


(終わり)

自分らしい恋愛を問う

2024年04月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
싱글 인 서울  「シングル イン ソウル」  〇〇〇--
(2031)



2023年に公開された恋愛映画。小さな出版社で編集局長を務める女性と、
デビュー前後の男性作家(予備校講師)の恋愛をめぐる、味のある紆余
曲折が描かれている。


△ブログ主の観察によればチャジャン麺2杯、チャンポン2杯

この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
が、1度だけ登場した。


△主人公(左)はチャジャン麺

女性の会社で、女性をキャップとする編集局員たちが、そろって出前の
中華を食べるシーンだった。


(終わり)

その刑事は霊能者だった

2024年03月29日 |  ┣銀幕のチャジャン
목스박 「牧師と僧侶と霊能者」 〇〇〇〇-
(2022)



2024年に公開された刑事物コメディ。

ムダン(霊能者)になった刑事をリーダーに、ヤクザ出身の僧侶と牧師が
トリオを組み、世にはびこる悪を成敗する物語。

映画の題名ともなっているトリオの名称「목스박」とは、목사(牧師)、
스님(僧侶)、박수무당(男のムダン)の頭文字3つを合わせて作られた
映画内での造語。



笑わせられながら、胸のつかえが取れるような、なかなか痛快な映画
だった。



なお、残念ながら、この映画にブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が登場することはなかったが、通常、チャジャン麺を
入れて運ぶ出前箱は登場した。

その箱の中には、極悪組織が麻薬や臓器の密売で手に入れた黒いお金の
束が入っていた。



それにしても、ジュラルミンケースの代わりに出前箱とは。

このシーンに限らず、総じてブログ主の笑いのツボをよく知っている(?)
コメディ映画だったと言える。



(終わり)

厨房風景に語らせる

2024年03月08日 |  ┣銀幕のチャジャン
돼지가 우물에 빠진 날  「豚が井戸に落ちた日」 〇〇〇--
(2010)



1996年に公開された異色のちょいエロ恋愛ドラマ。

主人公の男は非常に不誠実で身勝手な男。1人の人妻と愛し合いながらも、
一方で男を純に思い続けている若い女性とも肉体的な関係を持っている。
この映画は、最後に男が破滅するまでの紆余曲折を、乾いた視点で描いて
いる。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開には、けっこう
引き込まれてしまった。


△食事シーンは一切なく、厨房の様子のみ登場

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、食後の食器の状態で登場した。


△チャジャンソースらしき黒っぽいソースが目に付く皿

主人公が付き合っている人妻の夫が出張先で食事をしたとおぼしき
町中華の厨房が映ったシーンだった。

正確に何枚のお皿が、とまでは言えないまでも、状況的に少なくとも
2、3枚はチャジャン麺の皿が含まれていると見ていいだろう。

それにしても、店の様子や食事シーンは一切登場させずに、厨房だけを
映したカットで、登場人物の食事を連想させるような演出も珍しい。


(終わり)

ビリヤード場の中華麺は

2024年03月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
혐오의 스타   「嫌悪のスター」 〇〇〇〇-
(2005)



2024年に公開された癒し系のブラックコメディー。一部が白黒。

いくらダイエットしても痩せることができない太った女性と、いくら
食べても肉がつかないガリガリの男性が出会い、体形だけで人の価値を
決めつける世間の冷たい視線に苦しめられながらも、紆余曲折を経て、
夢も恋も成就させていく。


△ビリヤード場でチャジャン麺を食べる男

笑いあり癒しありの、なかなか見ごたえのある映画だった。


△ワイシャツの男はネットの生配信を見ている

ところで、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△チャジャン麺を食べる男とネットの生配信を見て笑う男たち

主人公の2人が参加したソクチョ(束草)の砂浜でのビーチゲームを、
ネットの生配信で観戦する全国津々浦々の視聴者たちの様子を映した
シーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主が見るに、韓国映画でビリヤード場に出前の中華麺が登場する
場合、それはほぼ100%の確率でチャジャン麺である。


(終わり)

逃げる母とチャジャン麺

2024年02月25日 |  ┣銀幕のチャジャン
검은 소년  「黒い少年」 〇----
(2001)



2024年に公開されたインディーズ系の青春映画。

父親の酒乱癖と暴力により親子3人の家庭が崩壊した高校生が主人公。

学校では、彼に自分と同じ匂いをかぎ取った性悪の不良につきまとわれ
ている。また、校外では、彼にとって唯一の居場所だった文芸サークルから
退会を通告されてしまう。これは、彼に対する誤解が恐怖へと膨らみ、
数人の会員が彼の退会を強く主張したことが原因だった。

居場所とともに生きていく希望まで失っていく少年。彼の中から消えずに
残る文学への強い執着が、果たして彼を救ってくれることになるのか・・。

見る者の気持ちをただ陰鬱にさせたまま、映画は終わる。

ブログ主の趣向には全く合わない映画だった。

ただ、この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△定番の引っ越しチャジャン麺を平らげた主人公

家を出た母親が2度目の引っ越しをしたシーンだった。後に父親が
このアパートを探り出し、結局、母親は息子とも連絡を絶たざるを
得なくなる。



(終わり)

空手とチャジャン麺三昧

2024年02月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
久しぶりに、韓流学園アクション「空手道」(鑑賞番号1013)を、
再鑑賞させてもらった。

最大の目的は、この映画に登場するチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
シーンのより精緻な観察と記録。

この映画にチャジャン麺が登場することは、当ブログの過去記事にも記録
しているが、何分、この映画の初鑑賞は、まだ、ブログ主がチャジャン麺に
こだわり始める前。当然、チャジャン麺シーンの詳しい記録は取っていな
かった。

今回は、徹底的にチャジャン麺にこだわり、登場シーンごとに記録して
みた。

・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・

登場シーン1



空手の達人である女子高生にあこがれた同級生の男子生徒が、女子高生の
父親が師範をつとめる空手道場に入門する。



そして、道場での練習の合間に、父親が注文した出前のチャジャン麺と
酢豚を3人で食べた。



ここで、師範の父親が無類のチャジャン麺好きであることが紹介された。



麺にチャジャンソースをかける場面。



そして、女子高生が麺にソースをからめる様子などが念入りに描かれていた。

登場シーン2



2度目のシーンも、場所は道場。ラップのかかった皿の端を割箸で擦り、
ラップを破り取るシーンから始まった。



その後、ソースを麺に垂らす。

食べるのは、女子高生に惹かれ新たに入門した上級生を加えた4人。



男子の2人が、飛び散る黒いソースから白い道着を守るため、首から
エプロンをかけている様子など、ディテールにこだわった演出が心憎い。

登場シーン3



3度目は、割箸を使い、麺にチャジャンソースを絡(から)めるシーンから
始まった。



食べるのは4人。4人が座った位置は2度目のシーンと全く同じだが、
左端の男子高生がエプロンをかけてないところや女子高生の髪と道着など、
細かい部分に違いが見られた。

登場シーン4



4度目のシーンも4人の座った位置は同じ。しかし、エプロンや女子高生の
髪と上着に、前の2度のシーンとの違いが見られた。

・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

韓国映画にはチャジャン麺がつきものだとは言え、ここまでチャジャン麺愛に
溢れた作品もめずらしい。まさにチャジャン麺三昧(ざんまい)。

再鑑賞したかいがあったというものだ。

(終わり)

激怒のチャジャン麺

2024年02月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
반도에 살어리랏다   「半島にて生きなむ」 〇〇〇〇〇
(1992)



2018年に公開された、ブラックコメディ風の成人向けアニメ映画。

主人公はソウルの大学で演劇を教える46才の時間講師。家族は、妻と
子ども2人。教授採用と連続テレビドラマ出演の話が同時に舞い込み、
幸せな二者択一の悩みを抱えたのもつかのま、ドタバタ劇の末、結局、
ドラマの話も教授の話も泡のように消えたあげく、妻は主人公と問題児の
息子を残し、長女を連れ家を出て行ってしまう。

懸命に生きているのに、全てが裏目裏目に出てしまい、幸せは遠のいて
行くばかり・・。それでも、前を向いて生きて行くしかない中年男の
悲哀と意地が、うまく描かれていた。


△「あれ?ないな..」

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、おそらく2度、登場した。


△「昨日、チャジャン麺たべたのにな..」

1度目は、息子が引き起こした問題の後始末の件で主人公に激怒した妻
(慶尚道方言話者)が、即席チャジャン麺の袋を主人公めがけて連続して
投げつけるシーン。


△いきなりチャジャン麺の袋麺らしきものを投げつけられた主人公

袋には商品名どころか、文字もない。


△「喰え!」

シーンの流れから、即席チャジャン麺の袋であることに、ほぼ間違いは
ないが、もしかすると違っているかもしれない。


△「喰えよ!このろくでなし!」

そして、2度目のシーン。

実は、こちらも即席チャジャン麺である確証はない。


△妻と長女が家を出て行き、生活がすさむ主人公と即席チャジャン麺(赤囲み)

しかし、物語の流れと、スープがなく麺が露出した様子から、ブログ主は
鍋の中の料理を、即席チャジャン麺と判断した(判断したかった?)。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

哀愁の中年男には、自分でつくる即席チャジャン麺がよく似合う。


(終わり)

脱北少年もチャジャン麺

2024年02月08日 |  ┣銀幕のチャジャン
우리가족  「私たちの家族」  〇〇〇〇〇
(1989)



2014年に公開されたドキュメンタリー映画。

テグ出身でカトリック信者のアラサー青年が、ボランティア活動で出会った
脱北少年らの韓国社会への定着と自立を支援する活動に専念するため、会社を
辞め、グループホーム「家族」を設立した。

韓国に数ある同種のホームの中でも、個人が設立し運営するホームは、この
「家族」が唯一だとのこと。

設立から数年が経過した今(2013年現在)、ホームの最年長者は高校3年の
好青年へと成長している。

この作品は、ホームの日常やタイの山村でのボランティア活動などに密着
しながら、10人の少年らの生活を日々、世話し指導する青年と成長を
続ける少年たちの姿や思い、夢を記録している。


△この映画のポスター1

ところで、ブログ主がこの映画を見るきっかけになったのが、映画の
ポスターだった。そこには、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)を食べる大勢の少年たちの姿が映っていた。


△この映画のポスター2

実際、映画の中でチャジャン麺が登場したのは、少年たちの過去の姿
(写真)を紹介したワンシーンだけだったが、そんなこだわりも忘れて
しまうくらい、ブログ主の意識は映画の世界にすっかり引き込まれて
しまった。


△映画に登場した唯一のチャジャン麺シーン(過去の写真)

人間いろいろ。生き方もいろいろ。幸せの形もいろいろ。

韓国のドキュメンタリー映画には、学ばされることが実に多い。

(終わり)

引越しと中華麺の関係

2024年01月31日 |  ┣銀幕のチャジャン
빈틈없는 사이   「隙間のない関係」  〇〇〇--
(1984)



2023年に公開された異色のラブコメディー。フランス映画が原作の韓国
リメイク版だ。(※原作は「Blind Date」< 2015> )

物語の主要な舞台は、中小のビルが肌を寄せ合うように密集した街の
一角で、お互いに背面を共有し合う特殊な構造を持った2棟の雑居ビル。
主人公である2人のアラサー男女が、入り口も別々の、その2棟のビルで
隣同士(背中合わせ)の部屋に暮らすことになった。



2つの部屋(ビル)を隔てる壁は、パネル1枚ほどの極薄で防音措置も
とられていない。隣の部屋の会話や生活音がそのまま聞こえる特殊な
環境の中で、2人の男女の実に奇妙な「精神的同居」生活が始まる。

まず、2人は壁越しに激しく衝突する。そして、紆余曲折の後、顔も
知らないままに恋に落ち、最後の最後に広い横断歩道の真ん中で対面して
映画はハッピーエンド。

心温まる、なかなか面白い映画だった。

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△引っ越し作業後、友人たちとチャジャン麺を食べる主人公(左から2人目)

主人公の男が、何も知らずに、格安のくだんの部屋(元倉庫)に引っ越した
日のことだ。


△チャジャン麺を食べる主人公

主人公と友人たちが引っ越し作業を済ませた後、そろってチャジャン麺を
食べるシーンだった。これは、韓国社会の慣習に則った、お決まりの定番
シーンだったと言える。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

今さら書くまでもないことだが、韓国映画では、登場人物が引っ越しを
した場合、チャジャン麺の登場確率が極度に高まる。おそらくは、実社会
以上の確立で・・。


(終わり)

詐欺師の世直し大作戦

2024年01月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
엑스트라   「エキストラ」  〇〇〇--
(1979)



1998年に公開されたコメディ映画。

大スターを夢見ながらも、ちょい役俳優としてくすぶっていた2人の
男が、ある映画で検事と捜査官のちょい役をもらったことをきっかけに、
現実世界で検事と捜査官に成りすまし、様々な詐欺を働き始める。

世の中の不正と腐敗を暴き、手にしたお金で2人を主役にした映画を作る、
という目的の元、2人は大活躍するが、最後に大失敗。命からがら、危機を
脱した2人は、また元のちょい役俳優に戻る、という展開だ。

けっこう見ごたえのある、笑いどころ満載の映画だった。

なお、この映画にも、例によってブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が、会話シーンを除き、一度だけ画面に登場した。



主役の2人が、ビデオでハリウッド映画を見ながら、検事の雰囲気や
振る舞いについて学ぶシーンだった。



たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

ブログ主が見るに、韓国映画では、登場人物たちがたったの1回でも
チャジャン麺を食べることによって、観客たちの心に、まるで隣人か
友人のようにぐっと近寄ることができるのだ。

(終わり)

パンチラとチャジャン麺

2024年01月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
뚫어야 산다   「盗むか死ぬか」  〇〇〇--
(1977)



2002年に公開されたナンセンスコメディ。

名刑事の娘と大泥棒の息子が、大好きなゲームの大会(ストリート
ファイターやスタークラフト)を通じて知り合い、お互いに引かれ合う
仲になる。その後、ナンセンスな紆余曲折を経て、2人が晴れて結婚し、
「鉾と盾」なるセキュリティー会社を共同で設立するまでの物語。

ブログ主の趣向には合わなかったが、そこそこ笑える映画ではあった。

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△隠しカメラ付きの出前箱を持ち事務室に侵入

男性の父親が率いる窃盗団の一員だった中華の配達夫が、隠しカメラを
仕込んだ出前箱を持ち、ある事務所を偵察がてら訪れた時のことだった。


△出前箱の中にはチャジャン麺3皿

出前箱の中には、カメラ以外に3皿のチャジャン麺が入っていた。


△スクリーンをアップでかすめるチャジャン麺

食べるシーンはなかったが、箱から取り出されるチャジャン麺の皿が
アップで画面(スクリーン)をかすめるなど、なかなか印象的なシーン
だった。

さらに、印象的なシーンで言えば、(ブログ主目線で)見逃せないのが、
別のシーンで見せた主人公女性のパンチラだ。


△主人公女性のセクシーなパンチラシーンと出前箱

出前箱を蹴とばす前に、スカートのスリットをビリビリっと両手で
引き裂き、露(あら)わになった奇麗な足を出前箱に乗せ、狙いを
定めるシーンだった。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

時にはチャジャン麺の入った皿がスクリーンの全面をかすめ、さらには、
出前箱の上で美しい女性のパンチラシーンが見れる映画だってあるのだ。


(終わり)