福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

映画と江原道のペンション

2019年04月05日 |  〇映画・映画音楽

더 펜션  「ザ ペンション」 2018年  〇〇〇--
(648)



2018年に公開されたインディーズ映画。

雪岳山のふもと(江原道麟蹄郡)にあるお洒落なペンションを
舞台にした4本の短編作品が、オムニバス形式で展開される。



△映画の舞台になったお洒落なペンション(映画より)

内容は1作目から順に、1組の夫婦による復讐劇と心中、1組の夫婦に
妻の不倫相手が加わった修羅場直前の心理劇、女が隠した身代金を
受け取りに来た謎の男に刺されて重傷を負う管理人の受難劇、結婚
直前の男をカモにした女2人男1人のグループによる手の込んだ詐欺劇。

時間差を置き同じペンションで起きる、全く色彩の異なる物語は、
けっこうおもしろかった。

しかし、ペンションや地域のPRには、逆効果だったかもしれない
映画である。

少なくとも「ヲタク」なら、いくら映画とは言え、次々と物騒な
事件が起きるようなペンションは、気持ちが悪くて近づく気には
なれない。


(終わり)

 

 


韓国の太白おろし

2019年04月05日 |  〇語彙と表現

春先、太白山脈から江原道の東海(日本海)岸に吹きおろしてくる
乾燥した強い西風のことを韓国語の漢字語では、「襄江之風」あるいは
「襄杆之風」と呼ぶ。



いわゆるフェーン現象の一種である。

この用語の由来は「襄江」「襄杆」ともに、地名から来ている。



「襄江」とは襄陽江陵の頭文字、「襄杆」とは襄陽と旧杆城
頭文字からなっている。

この風を日本語に訳すとすれば、「太白おろし」くらいが適当だろうか。




(終わり)