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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

砂漠に生きるLA移民

2019年04月14日 |  ┗注目女優

■깊고 푸른 밤  「ディープ・ブルー・ナイト」 1985年  〇〇〇〇〇
(657)



1985年度最高のヒット作。


△映画の舞台はアメリカのロスアンゼルス(映画より)

1980年代のロスアンゼルスを舞台に、アメリカに移民した韓国人
男女をめぐる悲劇的な運命を描いた映画だ。

今回、初めてネットで鑑賞(無料)できたが、実は、過去、何度も
見ている名作だ。


△主人公の女を演じたのはチャン・ミヒ(映画より)

主人公の女は黒人の米兵と結婚しアメリカに渡り、子どもも設け
たが、夫の暴力に苦しめられ離婚した。その際、子どもの親権も
奪われてしまった。

アメリカの市民権を持つ主人公の女は、白人のブローカーに
勧められ、偽装結婚に手を染めるようになったが、そろそろ潮時と
考えていた6度目の偽装結婚で、初めて韓国人の男と契約する
ことになった。

彼女は、その同胞の男を、いつしか本気で愛するようになる。


△黒人兵との間に娘も作ったが夫の暴力に耐え兼ね離婚(映画より)

そして、本国に残した婚約者から捨てられ絶望にくれる男と
「砂漠」のようなアメリカで2人、新しい人生を生き直したいと
願った。

しかし、根っからの悪人である男は彼女の本質を見ることができず、
グリーンカード(永住権)を取得すると、彼女を「汚い血を持つ女」と
切り捨て、激しい暴行を加えながら契約通りの離婚を迫る。


△男を射殺した後、銃を額にあてる女(映画より)

絶望した女は、男を射殺した後、自らも死を選ぶ。

中高年になった現在の「ヲタク」の感性で見ても、やはり、非常に
いい映画だった。



(終わり)