福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

始末書と日韓近代史

2023年10月16日 |  〇語彙と表現
韓流ラブコメ「甘ったるい」(鑑賞番号1927)を見ながら、実に
久しぶりに韓国語と日本語の特異な関係性について、あらためて思いを
めぐらせる時間を持った。


△主人公男性が会社に書かされた「시말서(始末書)」

主人公の男性が会社に「始末書」を書かされたシーンがきっかけだった。

この「始末書」、韓国語でも全く同じ漢字語で「시말서(始末書)」と
呼んでいる。

韓国語が持たされてしまった、こうした日本語との抜き差しならない
関係性が、歴史的産物であることは多言を要しない。

ブログ主としては、韓国語(朝鮮語)を学び始めて40年を超える今に
なっても、依然として知的好奇心を刺激され続けている「面白い」考察
対象ではあるが、単に「面白い」ではすまされないところに、歴史の
難しさがある。

それこそ、「始末書」1枚できれいに清算できるほど歴史は単純なもの
ではないのだ。


(終わり)