福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

釜山で寄生虫戦争観戦

2019年07月25日 |  〇映画・映画音楽

■기생충 「寄生虫-パラサイト」 2019年 〇〇〇〇-
(755)



2019年5月末に公開され、1000万を超える観客を動員した
大ヒット作。公開前、同年のカンヌ映画祭で、韓国映画として
史上初めてパルム・ドール(最優秀作品賞)を受賞した作品
でもある。

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△さいわいにも「寄生虫」をロングラン上映していたメガボックス徳川

「ヲタク」は、この映画を、7月末にプサン(北区徳川洞)の
映画館で見ることができた。


△メガボックス徳川は、9つのスクリーンを持つシネコン

韓国の厳しい格差社会を背景にした、思いっきりどぎつい
社会派のブラックコメディだった。


△チケットは10,000ウォン

赤の他人を装いながら、それぞれ家庭教師や家政婦、運転手として
お金持ちの家族に「寄生」するようになった貧しい主人公家族が、
以前からお金持ちの家族に「寄生」していた夫婦(前家政婦と秘密の
地下室の住人)と「戦争」になる。

「戦争」は、主人公家族の勝利に終わるが、とばっちりを受けた
お金持ち家族の主人は死んでしまい(犯人は主人公家族の父親)、
残された遺族は豪邸を売り払う。

しかし、主人公家族の父親は、豪邸の地下倉庫の、さらに裏に
隠された秘密の地下室に逃げ込んだまま、新しく豪邸を購入した
ドイツ人の富豪家族に「寄生」して生きることにした。

生き残った息子が、いつか金持ちになり、その豪邸を買い取り、
自分を解放してくれる日を待ちながら・・・。

「これぞまさしく韓国映画!!」と喝采したくなるような、実に
ユニークな作品であった。

魂を揺さぶられるような感動は全くないが、カンヌ映画祭で
高評価された理由は、十分に理解できた。


(終わり)


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