2018年夏のプサン訪問では、初めて荒嶺山に登った。
山の中腹にあるムルマンコル集落まではバスで行き、その後、徒歩で
登った。
△プサン駅・草梁洞(南西)方向
事前に地図やストリートビューで確認していた道だったが、実際に
歩いてみると、予想よりもはるかに長く、そして傾斜の険しい道だった。
△釜山港(東南)方向、写真右に影島
熱中症の恐怖を感じながら、汗だくになってたどり着いた山頂からの
眺めは、登山の苦しみを吹き飛ばしてくれるくらい素晴らしいもの
だった。
△海雲台(北東)方面
しかし、一方で、プサンの市街地をうすぼんやりと蔽うPM2.5の
スモッグの実態を目の当たりにして複雑な気持ちにもなった。
韓国の報道を通じ、プサンのPM2.5もそこそこ深刻な状況にある
ことは認識済みだったが、まさかこれほどとは。
唯一の救いは、東莱区(北側)方面の上空に、空本来のきれいな青色を
目にできたことだ。
△東莱区(北)方面のきれいな青空、写真左下にムルマンコル集落
この澄み切った青空は、残念ながらプサンの市街地からは目にできない。
プサンの市街地から見る空が、本来の青色を回復できるよう祈りたい
ものだ。
(終わり)
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