△2013年1月の博多港国際ターミナル
唐突な話ながら、戦後、日韓の国交が正常化し、関釜フェリーが
就航して以来、下関港、北九州港(小倉港、門司港)、博多港を
発着する全ての日韓フェリーと日韓高速船に乗船したことが
ある、というのが「ヲタク」のささやかな自慢のタネだった。
過去、およそ30年間にわたって「ヲタク」が乗船した日韓旅客船の
中には、老朽化し引退した船に加え、小倉港発着の高速船や
門司港発着のフェリーなどのように航路自体が廃止された船も
含まれているので、個人的にはかなり貴重な経験だったと
自負している。
しかし、どうやら「ヲタク」のその自慢にも例外が生じそうな
雲行きである。
今回、博多港国際ターミナル内の広告パネルを見て初めて
知ったことだが、博多-釜山航路に、新しく高速船ドリーム号
(大亜高速海運)が就航していた。
調べて見ると、就航は2012年2月。
△ドリーム号のチケットカウンター
そして、残念なことには、そのドリーム号が2013年11月から
運休し、現在(2014年1月)に至るまで運航再開の目途は
立っていない、とのこと。
もし、このままドリーム号が廃止されたとしても、ドリーム号の
痕跡をこうして記録に残せたことは、「ヲタク」にとって、
せめてもの救いになるだろう。
(終わり)