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韓国映画とヘモロイド

2019年02月09日 |  〇映画・映画音楽

■오! 해피데이 オー!ハッピーデイ」 2003年 -----
(589)



2003年、100万(韓国映振委)を超える観客を動員したラブコメディ。

当時、韓国ばかりか中華圏でも絶大の人気を誇っていたアイドル歌手、
チャン・ナラの映画デビュー作。

ある男に一目ぼれした女性主人公が、ハチャメチャなドタバタ劇の
末、
ついに彼のハートを射止める物語。

ただし、そのドタバタぶりが、非常に悪趣味だった。


△便器を赤くしてトイレで倒れた主人公(映画より)

その最たる例が、主人公がお酒を飲み過ぎたあげく、トイレで便器を
赤くして倒れるシーンだろう。

病院の医者は彼女の両親に、彼女の病名を「ヘモロイド」と告げたが
初めて耳にする恐ろしげな病名に、両親は娘の命を心配する。

しかし、「ヘモロイド」とは、簡単に言ってしまえば「痔」のことだった。


△入院中のベッドではうつ伏せの姿勢(映画より)

手術のシーンでは、患部のイボの大きさが「サツマイモほどもある」と、
執刀医たちを驚かす。



△手術を受ける主人公(映画より)

さらに、おしゃべりな妹(慶尚道方言を話す)のせいで、彼女の
入院の原因が喘息ではなく痔であることが、大好きな彼にばれて
しまう、というおまけまでついていた。

よくも、こんな映画が作れたものである。

これがアジアを席巻した美形アイドル歌手の映画デビュー作という
のだから、あきれるほかはない


■오빠 생각  戦場のメロディー」 2015年 〇〇〇--
(588)



2016年、100万を超える観客を動員した映画。

朝鮮戦争で親を失った孤児たちからなる合唱団の活動と悲劇を、
実話を元に描いたヒューマンドラマ。



この映画では指導者の青年将校や女性を除くほとんどの登場人物が
慶尚道方言を話していた。

実に悲しい慶尚道方言であった。



(終わり)



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