秋という季節のせいなのだろうか?
△「何でも季節のせいにするんじゃないッ!」
最近、感傷的な曲が聴きたくなる夜が多くなった。
今回は、例によってYou Tubeの力を借りながら、「1990年」他、
パティ・キムの曲を3曲ほど紹介してみたい。
パティ・キムは、1938年生まれの往年の人気歌手で、日本で
言えば美空ひばり(1937年生)と同世代。
アメリカに移民しているとは言え、韓国歌謡界のまさに大御所だ。
ここで紹介する3曲は、1980年代の前半、「ヲタク」がまだ
韓国語(朝鮮語)の勉強を始めたばかりの頃、「ヲタク」の
学習教材になってくれた曲たちでもある。
「ヲタク」は若い頃から、ガラに似合わず、きれいな旋律を持つ
優しい曲が好きだった。
△「そんなヲタクさんが素敵です」
・・・・・・・・・・・・・・・
■1990年(韓国語) 歌:吉屋潤
まずは、この曲の作曲者である在日韓国人の音楽家、
吉屋潤(よしやじゅん、1927~95年)が、自ら日本語で
歌った「1990年」。
この中で歌われている「娘」とは、彼とパティ・キムの間にできた
娘のことである。
今となっては、「ヲタク」自身、何の因果か2人の娘を持ってしまった
中年男(父親)として、万感の思いなしには聴けない曲となった。
■1990年(韓国語) 歌:パティ・キム
パティ・キムが韓国語で歌う「1990年」は、日本語の歌詞と
大意は同じだが、より直截的(ちょくせつてき)に一人娘に対する
愛情を歌う曲になっている。
韓国語の歌詞では、娘のチョンアさん(1969年生まれ)の名前が、
固有名詞のまま登場する。
「1990年 チョンアは21
1990年 花咲く21
・・・・・・略・・・・・・・
汽車に乗っても チョンアのことを想い
山を見ても チョンアのことを想う
1966年 お母さんは恋をした
1966年 お父さんは夢を見た
歌う時も チョンアのことを想い
踊る時も チョンアのことを想う
・・・・・・略・・・・・・・ 」
■秋を残して行ってしまった人(韓国語) 歌:パティ・キム
旋律のきれいなフォーク調の曲で、秋になると決まって「ヲタク」が
思い出す名曲の一つだ。
現在は、インターネットの発達のおかげで、こうして気軽に韓国の
往年の名曲にも接することができるようになった。
■愛は命の花(韓国語) 歌:パティ・キム
同じく、美しい旋律を持つフォーク調の名曲。
こうしてYou Tubeに投稿されていることを見ても、現代の韓国でも
広く愛されている懐メロなのだろう。
△「きさまァ・・・、妙におセンチな曲ばかり
並べやがって・・・。また、ロマンチストを
気取ろうとしてるな・・・」
「読者のみなさんッ!この汗臭い中年男に
だまされてはいけませんッ」
(終わり)
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