2017年夏のプサン訪問では、思いがけなく、西区の南富民洞を
歩く機会があった。
△西区南富民2洞から南浦洞方面を望む
そこで、感慨を新たにしたことがある。
△遠くに海雲台マリンシティの超高層ビル群も見える
プサンという都市の特徴の一つに山肌の斜面に形成された広大な
住宅街がある。
そういう特徴をとらえ、これまで「ヲタク」はプサンを、「坂の街」と
考えてきた。
妻の実家のある東区草梁洞しかりだ。
しかし、実態は「崖の街」に近いのではないか。
△斜面というより崖に形成された集落
もちろん、平地部の発展は著しいし、プサン市民のみなが坂や崖に
暮らしているわけではない。
それでも、やはり、多くのプサン市民が崖や崖っぷちに暮らして
いるのは事実だ。
普通なら人が暮らさない、いや、暮らせないような崖にも多くの
人々が暮らす街。
それがプサンなのだ。
△崖っぷちに建つ松島中学(右)
朝鮮戦争時に殺到した多くの避難民の存在。大きな貧富の格差。
公営住宅の決定的欠如。
そういう歴史的、経済的、政治的背景を抱えながら、多くの市民が
崖の街の毎日を生きている。
(終わり)
最新の画像[もっと見る]
- ビリヤードと定番中華 7時間前
- ビリヤードと定番中華 7時間前
- ビリヤードと定番中華 7時間前
- 韓国映画とカップ麺 1日前
- 長女から第3の指令 2日前
- 長女から第3の指令 2日前
- 徹底的にラーメン 3日前
- 徹底的にラーメン 3日前
- 徹底的にラーメン 3日前
- 長女から第2の指令 4日前