福岡発 コリアフリークなBlog

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崖の街・プサン

2017年07月29日 |  ┣甘川・松島

2017年夏のプサン訪問では、思いがけなく、西区の南富民洞を
歩く機会が
あった。


△西区南富民2洞から南浦洞方面を望む

そこで、感慨を新たにしたことがある。


△遠くに海雲台マリンシティの超高層ビル群も見える

プサンという都市の特徴の一つに山肌の斜面に形成された広大な
住宅街がある。

そういう特徴をとらえ、これまで「ヲタク」はプサンを、「坂の街」と
考えてきた。

妻の実家のある東区草梁洞しかりだ。

しかし、実態は「崖の街」に近いのではないか。


△斜面というより崖に形成された集落

もちろん、平地部の発展は著しいし、プサン市民のみなが坂や崖に
暮らしているわけではない。



それでも、やはり、多くのプサン市民が崖や崖っぷちに暮らして
いるのは事実だ。



普通なら人が暮らさない、いや、暮らせないような崖にも多くの
人々が暮らす街。

それがプサンなのだ。


△崖っぷちに建つ松島中学(右)

朝鮮戦争時に殺到した多くの避難民の存在。大きな貧富の格差。
公営住宅の決定的欠如。

そういう歴史的、経済的、政治的背景を抱えながら、多くの市民が
崖の街の毎日を生きている。





(終わり)




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