2017年夏のプサン訪問では、西隣の金海市まで足をのばした。
プサン駅前のバス停で急行バスに乗り、片道およそ1時間30分の
バス旅だった。
△プサン駅前バス停
目的は、近年発展を遂げている金海市の多国籍タウンの探訪だ。
実は、その多国籍タウンのすぐそばに、金官伽耶国の建国者とされる
金首露王の王陵がある。
△金首露王陵入口
ついでと言っては失礼だが、見学させてもらった(入場無料)。
入場は無料だが、王陵内はきれいに整備されている。
△王陵は円墳
ところで、金首露王と言えば、韓国最大の氏族集団である金海金氏の
始祖とされる人物。
また、日本から見れば、「日本書紀」に登場する任那日本府が仮に
虚構だったとしても、中国や韓国の各種歴史書からも古代の朝鮮半島
南部と倭の交流が特に親密だったことは疑えないところであり、
金官伽耶と倭の関係など、古代の謎は実に興味深い。
なお、王陵の入口前には「宗親会」と呼ばれる氏族集団が、りっぱな
会館をかまえている。
△「使用後のペーパーを便器に流さないように!」
最後に下世話な話題だが、王陵公園内の公衆トイレは清潔で、
使用法はあくまで韓国式だった。
(終わり)
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