私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

フェルメール展と上野動物園

2008-11-17 21:06:17 | なんということはない日常
日曜日の昨日、懸賞マニアの知人から「チケットが当たったから行こう。」と声をかけてもらい上野の東京都美術館のフェルメール展へ。
青いターバンのあの有名な絵がなくとも大人気の展示は60分待ち。しかしお互いの近況報告などしていると60分などはあっという間だ。
更に描いたとは思えないキャンバスの上の光の数々にうっとりしながら過ごした60分程は非常に楽しかった。

建築画で二人が気に入ったのは、ヘラルト・ハウクヘーストの@ウィレム沈黙公の廟墓があるデルフト新教会。
これは他のものよりも光の感じが非常にはっきりしていて、コントラストがはっきりしていたし、大きさも丁度いい感じに思われた。(あまり大きいのはなんだかその大きさに圧倒されすぎて、私達二人にはちょっとと思われたのだ。)
当時の生活を感じさせる絵画で気に入ったのはピーテル・デ・ホーホの@食料貯蔵庫の女と子供だった。子供を見つめる女の視線が自然だったこととともに「当時ビールは離乳食と考えられ・・・」という説明文が二人の心を捉えたのだ。

フェルメール展のなのに、フェルメールの絵画の感想が書けないのは、結局その存在感はあの有名な真珠の耳飾の少女に勝るものはないと思ったからだ。
飾られていなかった絵が印象的だと思うのは邪道だろうが、売店で売られているポストカードのそのぽってりとした下唇の感じをみながら、やっぱりその印象の強さは凄いと思わざるを得ない。

美術館を出た後は、ちょっと雨の降る中、上野動物園でライオン、そしてヒグマなどを見、そして秋葉原で途中下車して、チラシを配る生メイド嬢を見、ちょっと雨の日曜日を過ごす。

ヒグマはバリバリと音を立てながら鮭を食べていたり、レッサーパンダは思ったよりも尻尾がふさふさとしており、20数年ぶりの動物園は楽しかった。



西洋絵画の巨匠 (5) フェルメール
尾崎 彰宏
小学館

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