「私を愛したスパイ」というタイトル。
昭和の時代を昨日のように思い出してしまう年代の私には、ロジャー・ムーアのジェイムズ・ボンドの映画を連想させるタイトルだが、中身はもっともっとコメディよりのスパイドラマだ。
ウェディングドレスプランナーのアルムが、産業スパイ(これは大袈裟か・・・彼女のデザインを盗もうとしている輩)の被害者になりそうなところを、別の捜査の途中で助けることになるインターポールで産業スパイの捜査をしているジフン。
捜査のために各地を飛び回る自分の職業を「旅行ジャーナリスト」と偽り、彼女と結婚をするジフンだが、激務故、彼女に疑惑を抱かせることになり、結婚するも離婚することになってしまったのが5年前。
その後、彼女は外交官のデレクと再婚。結婚と離婚という二つの出来事以外は意思疎通が出来なかったジフンの時と違い、自分を大事にしてくれるデレクとの結婚生活に満足しているアルムだが、前の夫ジフンと同じようにデレクも産業スパイである自分の職業を@外交官と偽って彼女と結婚していたのだ。
ただ、騙されていることに気づかず、幸せな結婚生活を送っていると思っているアルム。
元夫ジフンと二人の思い出の地済州島で再会するまでは、再婚してよかったと思っていた彼女だったが、ジフンと再会したことで、再びトラブルに巻き込まれることになるアルム。
友人であるソフィの結婚式のために済州島に来ていたアルムは、同じように秘密捜査で来ていたジフンと偶然に再会。
再会は偶然とはず、仕事上産業スパイに関係していたソフィは捜査対象者だったのだ。
結婚式を翌日に控え、ストーカーに追われて失踪するソフィ。親友が消えたと動揺するアルムに本当の事は告げずに捜査を進めるジフンだが、結局彼らの目の前で彼女は殺されてしまうのだ。
そして、どう考えてもその騒ぎに加担しているとしか思えないアルムの夫デリク。。。。