妻であるイェジとジンの世話を7年間の間行った元彼女のキャリーとの直接対決はなかなか激しいもの。
「プライドを捨てても彼を自分のものにしたい」というキャリーは、イェジに対して「あなたは自分のプライドが大事なんだ」と言い放つがイェジも「妻は私だ」と一歩も引かない。
こうなるとドラマを見ている私としては「二人の女性が取りあう程ジンは素敵な男性なのか・・・」という思いが頭をよぎる。
(どうも、このドラマのテーマが今一つ分かりづらく、二歩も三歩も引いてこんな風に考えてしまうのだ・・・)
ジンは、卑怯な自分の行動を反省しつつも、イェジが大事というが、イェジにとってはジンの行動は自分の存在意義を否定するものだ。
(どうするかは私が決めるという態度の彼女の行動も良く分かる・・・)
もう疲れたというイェジは、離婚をほのめかし、ファンもイェジが思うようにしたらいいと後押しをしてくれるが、離婚してしまえば彼女に帰る場所は無くなってしまう。
母がどうして刑に服さねばならなかったかを知ってしまったからには尚更だ。
そこに更に事件が起こる。ジンの事故の秘密を知っているらしい元ジンのチームのメンバーだった後輩がとうとう行動を起こすのだ・・・
レース中のジンの怪我をオイルカンパニーのマネージャーである彼女が隠していた事が発覚。
隠蔽するのに加担していた元チーム員が良心の呵責に耐えかねて彼女を刺したことですべては明らかになるのだが、ジンが彼女の庇護の元7年間もイェジに連絡を取らなかったことが消えるわけではない。
自分の行った事が自分に帰ってきただけ・・・ともいえるのだが、ジンも「自分もだからこんなことになったんだ」と、子どもの頃の山での事故について話始めるのだ・・・
あの事故の事がずっと心の片隅に残っていたジン。そして自分の事を誰も考えてはくれなかったと今になってショックを受けるファン。
封印されていたはずの思いが何年も経ってまた家族の中に波風を立てることになる。
もうこれ以上我慢できない・・・ととうとう自分の思いをジンにぶつけるイェジ。
しかし、離婚してしまえば自分に家族と呼べる人間はいなくなってしまう。
母の元に戻りたいが、「二人一緒にいればきっとあの事件の事を思い出してしまう。一緒にいない方がいい。」という母の言葉がイェジい重くのしかかる・・・・
しかし、そんなイェジに「自分の思う通りにすればいい」と言葉をかけるのはジンでなく弟のファンなのだ。。。