BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

フラクタル 第3話 『グラニッツの村』

2011-01-31 12:00:00 | Weblog
これは、しばらく様子見ですかね。

というか、ネッサかわいい、というトーンだけでは見れないですね。こうなると。


今回の最後のところで突然生じた「惨劇」が今後どう転ぶのか。


突然、ナウシカからエウレカに転じてしまったような感じ。

1クールだからしょうがないのか、としか言えないかな。

展開があまりに唐突だから。

スンダやエウリが銃を放つ描写も唐突なら、
ネッサのそっくりさん、というか、オリジナル?の登場も唐突だし、
いきなり、ナノテク書き換え、とかいわれてもね。
クレインがビンテージ好きってのもね。。。

1クールだからしょうがない、というのは、
情報がてんこ盛りすぎて、お話がとてもチグハグ。


そして、そのチグハグっぷりを補うために

ジブリやボンズの先行作品のこと、思い出して脳内補完してくれ、といわんばかり。


そういう意味では、新しい物語の紡ぎ方なのかもしれないけれど、

この展開は、どうなのだろう。


オタクのためのオタクのアニメ、
でも、フジ仕様で間口広げるためにジブリ+ボンズフレイバー、まぶしました

って感じかな。

想像以上にリテラシーを求める構成。

もっとも、いろいろな意味で、最初に期待があった分、いま落差を感じているのかもしれない。

どうも雰囲気的には、

『東のエデン』の縮小再生産、劣化コピー

になっていくような感じがしてきた。

なにはともあれ、とりあえずは様子見かな。。。


それにしても、ジブリをアレンジしたボンズ的展開、というのは、

テクノロジーを今日的にしたという点で、思いの外、現代風なのかもしれない。


ジブリが自然重視(偏重)をベースにするのに対して、

ボンズはあくまでも技術=人工性=反自然にいくものね。

そして、ジブリのもつ、ユートピア=ディストピアのフレームはそのまま継承している。

つまり、ボンズ的バランス(絵、動き、物語、主題、音楽、・・・)というのは
割と現代アニメのストライクゾーンとしてのコンボなのかもしれない。

むしろ、そういう点から見る手もあるのかも。

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